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一軍試合速報

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懸命の追い上げもわずか1点及ばず

甲子園4試合を戦ってトータル51得点6失点。前日まで行われていた選抜高校野球では大阪桐蔭が圧倒的な力を見せつけ、4度目の優勝を果たした。高校時代、大阪桐蔭のエースとして春夏連覇を成し遂げた藤浪も後輩の姿から大きな刺激を受けたはず。強い気持ちを持って先発マウンドに上がったに違いないが序盤から巨人打線の一発攻勢により試合の主導権を握られてしまう。中盤にかけては四球絡みでリードを広げられ「何とかチームに流れをという思いでマウンドに上がりましたが、相手打線にいいようにやられてしまい、悔しい投球となりました」と5回持たずにマウンドを降りた。

6点を追う展開となり相手先発は球界を代表する好投手の菅野、厳しい条件が並んだがそのまますんなりとは終わらない。

まず5回は糸原が2塁打でチャンスメイクすると糸井がセンター前に弾き返す。連打で1点を返し、防戦一方だった流れを食い止めた。6回には途中出場の木浪が安打で出塁し、近本が「(木浪)聖也が先頭バッターとしていい形で出塁してくれたので、後ろに繋ぐ気持ちで打ちました」とライトフェンス直撃の適時3塁打を放ち2点目を奪う。さらに小幡の内野ゴロの間に近本が生還し3点差に迫った。

ワンチャンスで逆転可能なスコアまで追い上げ、次の1点が非常に大事になる終盤の7回、矢野監督は開幕3戦目に先発し好投した桐敷をマウンドに送った。即戦力ルーキーは先頭打者に安打を浴びたが、無死1塁からのバント処理で梅野の強肩が発動。併殺を奪い結果的には3人で攻撃を終わらせた。

3点を追う9回にはロハス・ジュニアが四球を選んで出塁し、大山がレフトスタンドに今季1号本塁打を放つ。意地の一振りでついに1点差とし4回終了時には余裕のあった巨人ベンチに最大限のプレッシャーを与えた。しかし追いつくにはあと1歩及ばず。大量ビハインドを背負ってもファイティングポーズを取り続けたが巨人のリリーフ陣にかわされ逃げ切りを許してしまった。

中盤以降にペースを握るこの日の戦いぶりは、開幕から黒星が続く中ではあまり見られなかったもの。連敗ストップと大型連勝は目前のはずだ。