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緊急投手リレーでつなぐも援護がほしい
開幕から続く負の連鎖にまたしても苦しめられた。先発予定だった伊藤将が新型コロナウイルス陽性判定を受け登録抹消、代役として急遽小川がマウンドに上がった。
小川は9日の広島戦でイニングをまたぎ36球を投じていた。中3日での緊急登板は初回に1死1、2塁のピンチを招いたが中日の4番・ビシエドをセンターフライ、前日に痛打を浴びた阿部は空振り三振に仕留めた。立ち上がりのピンチを切り抜けると2回からは立ち直り、3イニング続けて無安打としっかり試合を作った。5回2死2塁の場面で左の好打者・大島を迎えるとリリーフを仰いだが5回途中を2安打無失点はチームを救う見事な投球だった。
「急遽決まった先発でしたが、緊張することなく投げることができました。途中降板となり岩貞さんに助けてもらいましたが、自分自身最低限の仕事ができたと思います」
小川の後を受けた岩貞は大島をセカンドゴロに打ち取り先制点を許さない。先発もリリーフも経験豊富な投手陣のまとめ役は「(小川)一平が頑張って投げてくれていたので、何としても抑えたいという気持ちでマウンドに上がりました。自分の仕事ができて良かったです」と振り返る。球数3球、投球回1/3という記録以上に大きな価値のあるアウトを奪った。リリーフ陣の好投は続く。6回はアルカンタラ、7回は浜地が無失点。8回は前日に悔しいマウンドとなった湯浅が中日の上位打線を3人でピシャリ、即リベンジに成功した。9回は加治屋が三者連続三振という見事なパフォーマンスを見せ延長戦に持ち込んだ。
しかし10回裏、イニングをまたいだ加治屋が痛打を浴びサヨナラ負けを喫してしまう。投手陣は好投していたが打線は3安打無得点と援護出来なかった。その中でも近本と中野が盗塁を記録した。好調だった昨季前半の象徴でもあった積極的な走塁で活路を見出したい。
緊急事態は明日も続く。藤浪も新型コロナウイルス陽性判定を受けたため先発マウンドには中継ぎにまわっていた桐敷が上がる。早い回での援護が望まれる。