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先行逃げ切りの良い形で巨人に連勝
前日に8回1失点の好投で連敗ストップの立役者となった青柳に引き続き、先発ローテーションに強力な1枚が加わった。
来日1年目のウィルカーソンがNPB初登板。満員の甲子園という慣れない環境で初回は安打と走者で走者をため、無失点で切り抜けたものの奪った3つのアウトはヒヤッとする外野フライ。不安の残る立ち上がりだったが2回からはリズム良くアウトを重ねた。
打線は3回に梅野が三遊間を破る安打で出塁するとウィルカーソンの送りバントでチャンス拡大。2死2塁から中野の俊足が相手守備の乱れを誘う。内野安打に失策が重なり梅野が先制のホームへ生還した。コースヒットに送りバントと内野安打、スモールベースボールで先手を取ると追加点は豪快に奪った。4回に近本がセンターオーバー、大山がレフトフェンス直撃と2者連続の2塁打でリードを広げる。3番、4番の長打攻勢で試合の主導権を握った。
援護点をもらったウィルカーソンは5回まで1安打無失点と巨人打線を封じ込める。6回に1点を失ったが1死1、2塁のピンチで後続を断ち、同点のホームは踏ませない。堂々の投球で試合を作った。
「最初はワクワクと緊張で少し乱れてしまいましたがその後は落ち着いて投げられました。ファンの皆さんのサポートのおかげで乗り切ることが出来ました」
1点リードの終盤は出したくない走者を出してしまったが7回のアルカンタラは併殺で、8回は「しっかり0で抑えるという強い気持ちを持ってマウンドに上がりました」という湯浅が連続三振で切り抜ける。最後は岩崎が締めて1点のリードを守り切った。
土曜日の巨人戦ということもあり観衆は4万人を超え。矢野監督は「痺れるような状況だったので、頑張ってくれと思いながら見てました。満員の甲子園で野球をやらせてもらえて感謝してます。皆さんの大きなパワーも僕らのビッグウェーブにつながると思うんでこれからもよろしくお願いします」。打線は大技小技で得点を奪い、投げては先発が試合を作って勝利の方程式で逃げ切る。勝つ形を示せたことは今後に向けても非常に大きい。気温の上昇と共にチームも熱を帯びてきた。