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控え組が大活躍も勝利には結びつかず

雨の降り続く横浜スタジアムで、普段はベンチスタートが多い選手たちの心は燃えていた。

キャンプで1日キャンプを務めた際にはTシャツに「打倒 糸原健人」(正しくは健斗)と書いていた熊谷が今季初スタメン、前日に安打を放ったことで2番・セカンドを勝ち取った。初回に安打で出塁すると俊足を生かして盗塁を決める。持ち味を遺憾なく発揮すると3回の無死1、3塁からは先制の犠牲フライを放った。

直後に逆転されるが2点を追う4回にもレギュラー獲りを目指す選手たちが結果を残した。1死1塁から山本が安打を放つ。第1打席でもHランプを灯しており2打数2安打、複数ポジションをこなせるユーティリティプレーヤーがスタメン抜擢に結果で応えた。この一打と四死球により満塁とすると代打・小野寺がレフトスタンドに逆転のグランドスラムを叩き込んだ。

「連日、苦しいチーム状況の中で投手陣が頑張ってくれていましたが、ベンチで何もできず歯がゆい気持ちだったので、打席の中で何がなんでも食らいついてやろうという気持ちでした。チームの力になれて本当に嬉しいです」

出場機会が少なくてもしっかり準備していた選手たちが躍動し4回までに5得点、2点のリードを奪うことに成功した。雨天のゲームではリードする展開の重要性が増すだけに非常に大きい一発となった。

しかし投手陣が持ち堪えられない。プロ2度目の先発となった齋藤は力強いストレートと140km/h台後半のスプリットが魅力ながら3回3失点。2番手の馬場も1回2/3で4点を失い5-7と試合をひっくり返されてしまう。

ビハインドの6回はぬかるむマウンドに加治屋が苦しみ連続四球を与えたところで試合が中断。その後も天候は回復せず、3イニング残っていた反撃機会を戦うことなくコールドゲームが成立した。

勝利はならなかったが熊谷、山本、小野寺らが活躍したことはチームの活性化につながるはず。明日はエースの青柳に連敗ストップを託す。