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効果的な2発と青柳の好投で4連勝
見栄えと収まりの良いオーダーが戻ってきた。左足を痛めていた大山がスタメン復帰。4番に入ったことで近本、中野、佐藤輝、大山と理想的な上位打線が組み上がった。厚みを増した打撃陣の中でも佐藤輝の存在感は別格だった。
3回、安打で出塁した青柳を1塁に置いて佐藤輝がライトスタンドのバルコニー席まで運ぶ特大の先制2点本塁打を放つ。
「(青柳)ヤギさんがリズムよく投げてくれていましたし、先頭バッターとしても出塁してくれていたので、ヤギさんのためにもなんとか先制点を取りたいと思っていました。打った瞬間手ごたえはありましたし、最高の結果になって良かったです」
先制のホームを踏んだ先発の青柳は本業も好調そのもの。3回まで2塁を踏ませぬ内容で無失点。4月15日の前回対戦では8回1失点だったこともあり巨人打線は4番の岡本以外を左打者で固めてきたが寄せ付けない。4回に無死1、2塁のピンチを背負いクリーンアップを迎えた場面でも要注意打者の丸と岡本を連続三振に仕留める。決め球はどちらもアウトコースに逃げる球、エースへと成長した青柳に左右の違いは全く関係なかった。5回に守備のミスが響いて無死1、3塁とし併殺崩れの間に1点を失ったが、センターの近本が後方への打球をフェンス手前でジャンピングキャッチ。大ファインプレーでチームを救った。
2-1のままイニングは進み迎えた8回、欲しかった追加点を大山が叩き出す。先頭打者とした打席に入り、1ボール1ストライクからの3球目をレフトスタンドに叩き込んだ。自らの復帰を祝う今季4号で貴重なダメ押し点を奪い、リードを2点に広げた。
青柳は9回に一発を浴び1点差に迫られたものの2死を奪い、最後はズバッと投げ込んだストレートに代打の坂本は手が出ない。129球目に見事な見逃し三振を奪い、最後までマウンドを守り抜いた。2失点完投した青柳は「昨日まで中継ぎが頑張ってくれていたので少しでも長いイニングを投げようと思って頑張りました。ゲーム終了の時にマウンドにいるのは嬉しいことなので、ドンドン9回まで投げて行きたいなと思います」
エースが完投し、3番と4番が一発を放つ。痛快な勝利に矢野監督は「最後はヤギ(青柳)に託しましたけどめちゃくちゃ嬉しいです。開幕から苦しいスタートになってますけど目の前の1試合に集中して全力で戦う、僕たちの野球をどう貫いていけるかそういう日々だと思っているので、明日も全員で戦っていきます」今季初の4連勝はまだまだ伸びそうだ。