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伝統の一戦で勝ち越し交流戦へ
4月6日以来となる1軍の舞台に伊藤将が帰ってきた。新型コロナウイルスの陽性判定を受け離脱していた左腕はファームで結果を残して甲子園のマウンドへ。1ヶ月半ぶりの登板を打線は序盤から歓迎した。
2回、四球で走者をため1死満塁のチャンスを作ると近本が打席へ。「久々に(伊藤)将司が投げるということだったので、満塁だったのでなんとか1点という気持ちで(打席に)入りました」という切込隊長はセンター前に適時打を放った。先制に成功すると2死後には3番に入った大山がレフト前に2点適時打を放ち追加点を奪う。制球の乱れにつけ込み相手先発の高橋を早くもノックアウト。試合の主導権を握ると佐藤輝の放った痛烈な打球も適時内野安打となりこの回だけで4得点を挙げた。野手陣は打撃だけでなく守備でもしっかり仕事をこなす。5回は三遊間寄りのライナーをサードの佐藤輝が好反応で捕球し7回にはセンターへのライナーを近本がダイビングキャッチ。再三のバックの好守備に助けられながら高いゲームメイク能力を誇る伊藤将は2併殺を奪うなど要所を締めてスコアボードに0を並べ続けた。8回まで94球で無失点、9回に連打を浴びたが甲子園で沸き起こった拍手にも後押しされ最後までホームを踏ませなかった。プロ初完封勝利を挙げたヒーローは「痺れました。近本さんが先制点取ってくれて、野手のおかげで9回を投げることが出来たので野手に感謝してます」
一時当たりの止まっていた近本も前日が2安打でこの日は3安打猛打賞と塁を賑わせ、節目の通算100盗塁もマークした。貴重な先発左腕の伊藤将が戦列に戻り、守備は好プレーを連発した。怪我人はいるものの攻守共に状態は良好。伝統の一戦で勝ち越し、来週からは交流戦が始まる。矢野監督は「何かのきっかけにね、この交流戦が出来るように、火曜日、全員で思い切って戦っていきます」パリーグの強打者、好投手を相手に1つでも多くの白星を積み上げたい。