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効果的な攻めと必勝リレーで逃げ切る
足とパワー。両方を生かして試合の主導権を握った。
両チーム無得点の3回、梅野が四球を選ぶと伊藤将の送りバントで2塁へ。さらに相手の左腕投手の隙を突き3盗を成功させた。2死後、島田がライト前に適時打を放ち先制に成功した。
「昨日、一昨日とチャンスの場面で打てていなかったですし、今日は野手で投手を楽にさせてあげようという風に話していたので、それがいい結果となってよかったです」
さらに近本の28試合連続安打、佐藤輝の死球で2死満塁とすると大山が鋭い打球をセンターに放った。揺れながら伸びるライナーは中日のセンターを守る名手・大島でも捕れない。走者一掃の適時3塁打となった。
「(島田)海吏が2アウトからいい形で先制してくれましたし、みんなが良い流れで回してくれたので、とにかく還すだけという気持ちでした。(伊藤)将司を援護することができてよかったです」
1点で終わるか、追加点が奪えるかで試合展開はガラリと変わる場面で大きな3点を追加。一挙に4点のリードを奪った。
先発の伊藤将は立ち上がりから何度も得点圏に走者を背負ったものの要所を締める投球で試合を作った。相手打者の狙いを巧みに外す投球で6回まで無失点。7回に2点を失いマウンドをリリーフ陣に譲ったが先発の役割を十分に果たした。
「連敗が続いていたので、何とか止めたい気持ちが強かったです。ランナー出しても粘り強く投げることが出来ました」
追い上げを許すと欲しかった追加点は足と技で奪った。
2点リードの8回、ヒットメーカー・近本は安打と盗塁で2塁へ。さらに佐藤輝への投球がワンバウンドになるとすかさず3塁へ到達した。大山の四球で1死1、3塁とすると山本がスクイズを成功させる。勝利をグッと引き寄せるトドメの1点を奪いリードを3点に広げた。
その裏には湯浅がマウンドに上がり中日の4番・マルティネスを空振り三振に仕留める。前日に一発を浴びた相手の主砲にリベンジ成功。9回は岩崎がきっちり無失点に抑えて逃げ切りに成功した。
打線は勝負所で効果的に得点し、投手陣も勝ちパターンのリレーが決まった。良い流れに乗り、明日はトミージョン手術から復帰した才木が先発マウンドに上がる。夏を見据える意味でも好投に期待だ。