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大山の100号で援護し才木が復帰星
威力と伸びのある快速球が戻ってきた。ストレートを武器に活躍した才木は右肘にメスを入れ、リハビリを経てトミージョン手術から復帰。3年ぶりとなる1軍マウンドに立った。
ファームでは11試合の登板で4勝を挙げ、防御率1.46はウエスタントップ。調整も順調だ。復帰第1球に選んだ球種はもちろんストレート、球速は151km/hを計測した。先頭打者はストレートのみで空振り三振に仕留めた。若手右腕がより勢いのある投球が出来るよう頼れる野手陣は次々と援護した。
2回、四球で出塁した佐藤輝を1塁に置いて大山が2点本塁打を放つ。
「才木のためにも早く先制したかったので打つことができてよかったです」
大山にとってはこれが節目の100号アーチ。
「ここからをスタートとしてこれまで支えてもらった方々に感謝をしてこれからも1本、1本積み重ねていけるように頑張ります」
メモリアル弾は価値ある先制アーチとなった。そして3回には中野もライトスタンドに放物線を描いた。
「才木のために打ちました!しっかり振り切った結果がホームランになってくれて良かったです」
変化球をしっかり引きつけてからの強いスイング、俊足堅守のショートが打で魅せた。その裏には2死1塁から盗塁を試みた走者を梅野が刺す。攻守で援護を受けた才木は5回に1死満塁としたがこのピンチを踏ん張り無失点、先発の役割を十分に果たした。6回からは継投で中日打線を封じ込む。3点のリードを保ったまま逃げ切った。チーム全体の援護を受けた才木は勝ち投手となり「3年間リハビリですごいしんどかったんですけど、ずっと支えてくれた人たちのおかげでここに戻ってこれたので感謝の気持ちしかないです。思いっきり楽しんで、お世話になった人たちのために、その人たちの思いも一緒に持ってこれたらいいなと思って、思い切って腕振って投げました」と振り返った。
安定していた先発陣に疲れが見え始めてきていただけに才木の復活は非常に大きい。しかもファームでは藤浪と桐敷も防御率1点台と好調をキープしている。夏を戦う準備は整った。