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大山不在を跳ね返す19安打13得点

実績からしても調子からしても、最も信頼の置ける打者がアクシデントに見舞われた。近親者が新型コロナウイルス陽性判定を受け、濃厚接触者となった大山が登録抹消。しかしそんな時だからこそチーム一丸となって主砲不在の穴を埋めた。

初回、安打で出塁した中野は島田の内野ゴロで2塁へ。結果的には送った形で得点圏へと進み、近本の適時打で先制に成功した。さらに佐藤輝の左方向への弱いゴロが内野安打となり、送球間に1走・近本は3塁へ。得意としている機動力は盗塁だけではない。1死1、3塁から1軍復帰のマルテが追撃の適時打を放ち、糸原の併殺崩れの間にも追加点。足を生かしてペースを掴み、3点の先制に成功した。

2回にも佐藤輝の犠牲フライなどで3点を追加、早くも相手先発をノックアウトした。3回にも中野の適時打で加点。中野はこの時点で猛打賞、チームとしても3回途中で2桁安打の7得点という猛攻だった。

大量リードをもらった先発の西勇は抜群の制球力が光り巨人打線を寄せ付けない。5回に背負った無死1、2塁のピンチも落ち着いて切り抜け無失点。ホームを踏ませることなく8回までマウンドを守った。

「序盤からたくさん点取ってもらって、何とか最少失点でと思いながらマウンド上がってましたし、気の緩みがないよう引き締めて行きました」

序盤で畳み掛けた打線は後半にもう一度エンジンをかけ直す。6回、7回に得点し、8回には坂本のレフトオーバー2点適時2塁打などでトドメの4得点。トータル19安打13得点と攻め続け、9回はケラーが豪速球を連発し圧巻の三者連続三振締め。これ以上ない完勝を収めた。

大勝した結果もさることながら内容も濃い。中野と山本が4安打を放ち、マルテは1軍合流して即複数安打に複数打点を記録した。本塁打が出ればサイクル安打達成だった中野は「6打席目にホームランを打とうという意識はあったんですけど、打てなくてすいませんでした」とお立ち台でまさかの謝罪。これも余裕があるこそ。試合後の矢野監督も「マルテが帰ってくるとチームのムードも変わりますし、マルテ自身もいいところでタイムリー出たんでいいスタートが切れたかなと思います。全員が(点に)絡むようなゲームだったんで波に乗って行けると思います」と明日以降へ向けての手応えも十分。明日も全員野球でカード勝ち越しを目指す。