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主砲と新助っ人の融合で5500勝達成
新助っ人のロドリゲスが1軍合流。パワーが魅力の新戦力に猛虎打線は本塁打で歓迎の意を表した。
1点を追う4回、先頭の山本が粘りを見せて四球を選ぶ。攻守で渋い活躍を見せるユーティリティプレーヤーが出塁すると2死後、大山がレフトスタンドに2点本塁打を放った。
「長打というよりもしっかり自分の狙い球、そういうところを準備して入れたので結果的にホームランになって良かったなと思ってます」
節目の今季20号は逆転アーチ。さらに6回には2死2塁から佐藤輝がバックスクリーン左へライナー性の打球を突き刺した。前の打席では左中間への大飛球がフェンス手前で捕球されてしまったが、今度は相手外野手が見送ることしか出来ない。日本人離れした豪快な一発でリードを3点に広げた。
2発の援護を受けた先発の青柳は粘りの投球が光った。初回は併殺打で切り抜け、複数走者を背負った2回と3回は後続を断つ。4回に一発を浴びても崩れることなく、5回と6回は三者凡退。良い当たりのライナーも正面に飛び、セカンド・山本の好プレーにも助けられ6回まで1失点で踏ん張り先発の役割を果たした。
「勝たなきゃいけないと思っていたので、勝ちたいとだけ思って(マウンドに)上がりました。この声援をもらっていたら負けるわけにはいかないと思います」
7回は浜地がマウンドに上がり三者凡退。主力と若手の高いパフォーマンスにロドリゲスも触発された。その裏の攻撃で糸原の安打からチャンスを作ると浜地の打順でロドリゲスが打席へ。代打出場となった移籍初打席はフルカウントからストレートを逆方向に弾き返す。打球は右中間を破る2点適時2塁打。鮮烈デビューを飾った。
「自分の前のバッターが出塁してくれたので、何とかランナーを還す気持ちで打席に立ちました。ピッチャーが良い仕事をしてくれていたのでサポート出来て良かったです。(甲子園は)最高ですね。このように応援してもらってる中でプレー出来るのは本当に嬉しい」
攻めては効果的な長打攻勢で6得点。リリーフ陣も8回は岩貞が3人でピシャリ、9回はアルカンタラが2点を失ったものの5点のリードとファースト・板山の好守備により逃げ切りに成功した。
エースと主軸の活躍により球団通算5500勝を達成し、借金を2まで減らした。前半戦残り2試合に向け矢野監督は「5割でターン出来るチャンスを今日、全員で作れたんで残り2試合勝って5割でターンというのはもちろん全員の目標としてやっていきます」と話した。5501勝目と5502勝目を前半戦に挙げ後半戦につなげたい。