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勝利目前も3発に沈み、6連勝ならず
3連勝と2勝1敗では星勘定が大きく異なる。重要な意味を持つカード3戦目はワンチャンスをものにして試合を優位に進めたが白星をつかむことは出来なかった。
先発のガンケルは序盤3回をパーフェクト。安定した投球で試合の流れを作った。4回に2死から初安打を浴びても慌てない。ヤクルトの主砲・村上をファールフライに打ち取り事なきを得た。
打線は4回、強力クリーンアップが機能した。先頭の近本が安打で出塁し佐藤輝もHランプを灯す。連打で無死1、3塁とすると大山の打球はライト前へ。3連打で先制に成功した。
「ガンケルが良い投球を続けてくれていますし、早く先制点が欲しかったので、打つことができてよかったです」
さらに無死1、3塁から糸原の犠牲フライで1点を追加、2点のリードを奪い試合を動かした。
援護点をもらったガンケルは5回と6回に走者を背負っても落ち着いた投球で無失点。球数72球、四球を１つも与えずテンポ良く抑え、先発の役割を果たした。
「序盤はしっかり制球することができたし、良い登板になったね。最後は制球が少し乱れた部分もあったけど何とか粘ることができてよかったよ」
継投に入った7回は左キラーの渡邉が村上が一発を浴び1点差とされるが、浜地がきっちりアウトを3つ取って同点は許さない。1点リードの8回の守備では1死2塁から左中間への打球をレフトの島田がスーパーキャッチ。1、2塁間への合わせにくいバウンドも途中出場の小幡が難なく処理した。好守備に助けられた湯浅は無失点で守護神へバトンをつないだ。9回はもちろん岩崎がマウンドへ。先頭打者の山田を打ち取り勝利は目前、しかし村上に同点アーチを浴びてしまう。
延長戦に持ち込まれると11回にも石井が村上に被弾。快進撃を見せた7月ラストゲームを白星で締めくくることは出来なかった。8月は高校球児が甲子園の主役になるため来週からはビジターゲームが多くなる。死のロードを乗り越えて、実りの秋を目指す。
