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粘投の西勇を援護出来ず悔しい完封負け
主力が新型コロナウイルス陽性判定を受けたため苦心のオーダーが続く。そんな打線をファンの声援が勇気付けた。この日から島田、山本、ロドリゲスのヒッティングマーチが追加。これまで以上の後押しを受けた島田と山本は第1打席に安打を放つ。ロドリゲスも相手の好守備に阻まれたものの痛烈な打球を弾き返した。
先発の西勇は立ち上がりに正確無比なコントロールでテンポ良く2死を奪う。この後、打ち取った打球が野手の間に落ちる不運に味方の守備の乱れが重なって2点の先制を許すが、7月の月間MVP投手はきっちり立て直す。先月は4試合に登板して3勝を挙げ防御率0.66。安定した投球でチームの勝利に貢献してきた。2回以降は7回まで2安打無失点。7回に2死1、2塁としてもきっちり投げ切って追加点を与えず、勝負所を無失点で切り抜けた。
この力投に応えたい打線はその裏にチャンスを作った。2点を追う7回に先頭の糸原が安打を放ち、佐藤輝が四球を選ぶ。1死1、2塁とした。しかし中日の先発左腕・大野雄対策として5番に抜擢された陽川はショートゴロに倒れ、対応力の高い山本はインコースへ決まったストレートに手が出ない。同点機を逃すと8回に西勇が2点本塁打を被弾。リードを広げられてしまった。
残る攻撃イニングは1回だけで、追いかける点差は4点。厳しい状況に追い込まれたがベンチは誰も諦めない。9回の守備は小林がきっちり3人で打ち取りリズムを作った。最終回の攻撃は1番からの好打順。先頭の島田が死球を受け、糸原が四球で歩く。無死1、2塁とこの日最大のチャンスを迎えた。ファンの期待は高まったが頼みのクリーンアップのバットから快音は聞かれず、最後までホームが遠かった。
カード初戦を落としてしまったが明日は藤浪が先発する。空気を変えられる長身右腕に連敗ストップを託す。