FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
伊藤将が好投も援護なく一発に沈む
前日の1敗は痛い黒星だった。今季あまり相性の良くない京セラドームで勢いに乗るDeNAとのカード初戦を落としてしまった。しかし心配は無用。先発の伊藤将は今季DeNAに対し4試合33回を投げて防御率0.82の好成績を残している。連敗阻止へ大きな期待がかかった。
立ち上がりは内野ゴロ3つで三者凡退。伊藤将らしい投球はその後も続き、6回まで散発3安打無失点とDeNA打線を封じ込んだ。
援護したい打線は4回1死から近本がレフト前に安打を放つ。これが新型コロナウイルス陽性判定による離脱から復帰後初安打。逆方向にもライナーを飛ばす安打製造機ぶりを発揮した。2死後に大山も安打で繋いだがあと1本は生まれない。
両チーム無得点の7回に伊藤将が2死2塁のピンチを招くとベンチは申告敬遠を選択。好投していたDeNAの先発・濱口まで打順をまわして代打を送らせる策を選んだ。しかし2死1、2塁からセーフティバントを決められ満塁とされると桑原にレフトスタンドまで運ばれてしまう。この回でマウンドを降りた伊藤将は好投していただけに「ピンチの場面で最後粘り切ることができず、チームに申し訳ないです」と無念さをにじませた。
終盤の4点ビハインドが重くのしかかるがその裏にチャンスを作る。先頭の佐藤輝は2球で追い込まれたところから粘りを見せて四球をもぎ取り、続く大山は初球をセンター前に弾き返した。主軸の2人がチャンスメイクに徹し無死1、2流川とした。しかしここでも後続が倒れ得点が奪えない。
リリーフ陣は8回を馬場、9回は島本が無失点。最終回の攻撃は2死から大山がこの日3本目の安打を放ち、原口もレフト前への安打でつないだが大逆転勝利とはならなかった。
2位と3位の直接対決で連敗を喫しもう負けられない。明日は西純の思い切りのいい投球でスカッとする快勝を収めたい。