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敗戦も森木が堂々のデビューを飾る
将来の大エース誕生を予感させるには十分な初陣だった。
高卒ルーキーの森木がプロ初登板となる先発マウンドに上がった。ファームでは11試合で4勝2敗、防御率3.28と高卒1年目らしからぬ好成績を残している。特に46回2/3を投げて52個の三振を奪っており奪三振能力の高さが目立つ。注目の立ち上がりは先頭打者に対して初球から152km/hのストレートを続けて有利なカウントを作り、鋭く落ちる変化球で内野ゴロに仕留めた。次打者に安打を打たれたが1死2塁からのセンターフライで進塁を試みた2塁走者を近本が刺した。結果的に3人で相手の攻撃を終わらせると波に乗った。2回から三者凡退イニングを続け5回まで1安打無失点。しっかりインコースを突き、三振は4つ奪い四球を1つも与えることなく球数も66球と理想的な投球で試合を作った。
6回に3点を失ったが試合を通してしっかり自分のボールを投げ込み、イニング終わりまでマウンドを守った。
「(一軍)初登板でしたが、思い切って自分のボールを投げ切ることはできました。ただ、6回に捕まってしまったのは反省点ですし、今後の課題としてこの経験を次に活かせるように頑張っていきたいです」
力投するルーキーを援護したい打線は2回2死満塁、4回無死1、2塁、5回1死2塁とチャンスは作るもののあと1本が出ない。6回には佐藤輝、7回には代打・糸原が安打を放ち先頭打者を出塁させるがチャンスを広げることは出来なかった。
リリーフ陣も7回に島本が1点を失いビハインドが4点に広がってしまう。
9回の攻撃は先頭のロハス・ジュニアが右中間を破る2塁打で出塁し、木浪も安打で続く。連打で中日の守護神、R・マルティネスを引きずり出すと無死1、3塁から糸原が死球を受け、全ての塁が埋まった。代打・原口の放ったレフトポール際への打球はグランドスラムかと思われたが惜しくもファールに。それでも犠牲フライを打ち上げ最低限の仕事はこなした。1点を返しなおも1死1、3塁で打順はトップへ。しかし逆転勝利はならなかった。
今季のバンテリンドームでの戦いを終え来週は1ヶ月ぶりに甲子園に戻る。本拠地のファンの声援を受け、再び連勝街道を走りたい。