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西純が好投も唯一の失投に泣く

伝統の一戦で未来を担う若虎が躍動した。

先発した西純の投じるストレートに近い軌道から鋭く落ちる球が猛威を振るった。序盤から効果的な決め球で空振りを奪い、4回2死の場面ではフォークを意識させた巨人の4番・中田に対し152km/hのストレートで振り遅れの空振り三振に仕留めた。勝負所で強く腕を振りそれ以外の部分では野手を使ってアウトを稼ぐ、強弱をつけたピッチングで試合を作った。今の西純は単なる勢いだけの若虎じゃない、しっかりした"ピッチング"で6回まで1安打無失点に抑えた。

援護したい打線は3回2死から中野、糸原の連打で1、3塁のチャンスを作ったが近本の放ったセンター返しの打球が相手の好守備に阻まれ先制点を奪えない。他にも2併殺でチャンスを拡大出来ず、ホームの遠い展開が続いていた。

すると好投していた西純が7回に2点本塁打を被弾してしまう。球数83球の中で唯一とも言える失投、この1球以外はほぼ完璧に抑えていたが「調子自体はそこまで良くはなかったですが、良くないなりに、(坂本)誠志郎さんのリードに引っ張ってもらって、先発として試合をまとめることはできたと思います。ただ、失点した場面は自分の四球からなので、展開的にも終盤で粘らなければいけない場面でしたし、しっかりと反省して、同じ失敗をしないようにしたいと思います」と反省の言葉を残した。

7回裏、巨人が左のリリーバーをマウンドに送った攻撃では山本、陽川と右打者を代打で起用するも得点ならず。8回は2点ビハインドながら浜地がマウンドへ。9回はケラーを送り込み、ベンチは勝利への執念を見せた。

最終回の攻撃は2死から大山が内野安打で出塁し、代走の江越が盗塁を決めた。一発が出れば同点の場面は作ったが反撃ならず。甲子園では今季最後となる伝統の一戦を白星で飾ることは出来なかった。

痛い敗戦となったが負けられない戦いは続く。次カードは首位を快走するヤクルトを甲子園で迎え撃つ。