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5時間超えの熱戦も白星ならず

三冠王対決にエースの気持ちも昂っていたに違いない。

ヤクルトの主砲・村上は打率、本塁打、打点の主要打撃タイトルを独占している要注意打者。相手が打の三冠王ならばこちらは投の三冠王を繰り出すまで。先発マウンドに上がった青柳の12勝、防御率1.61、勝率.800はリーグトップ。3回までは1人の走者も許さないパーフェクトピッチングでヤクルト打線を手玉に取った。4回に先制を許してもその後の1死1、2塁のピンチは連続三振で切り抜けた。

このエースの力投に打線も応えた。4回、近本とマルテの安打で1死1、2塁とすると佐藤輝が痛烈な打球をライト前に弾き返し近本を同点のホームに迎え入れた。この後さらに糸原の放った強い打球が相手の適時失策を誘い勝ち越しに成功。流れをつかむと坂本がスクイズを成功させて突き放す。一気に3点を奪い試合をひっくり返した。

しかし2点のリードを青柳が守れない。5回に3点、6回に1点を失い再びビハインドを背負ってしまった。それでも打線は意地を見せた。6回1死から佐藤輝がセンターオーバーの3塁打を放ち、糸原の内野ゴロの間に生還し1点差に迫る。7回には2死2塁からマルテがしぶとくライト前に抜ける打球を放ち再び試合を振り出しに戻した。

5-5の終盤戦は湯浅、ケラーを惜しまず投入。自慢のリリーバーは走者を3塁に背負ってもホームを踏ませず、延長戦に持ち込んだ。

10回は岩貞がマウンドへ。経験豊富な左腕はセンター・近本、サード・糸原の好守備もあり2死を奪ったがセーフティバントからピンチを招くと、不運な適時内野安打を許してしまう。

1点を追う裏の攻撃では先頭の糸原が四球を選んで出塁し、2死から中野がセンター前への安打でつなぐ。1、3塁とし代打・原口がレフト前へ同点の適時打を放った。土壇場に追い詰められながら

11回は浜地が無死満塁としてしまうが最も怖い打者、村上を見事なストレートで三振に仕留めた。この後、2点適時打を浴びてもベンチは誰も諦めない。その裏の攻撃では大山、途中出場の植田の連打でチャンスメイク。無死1、2塁とした。一発が出れば逆転サヨナラ勝ちの場面は作ったが、試合終盤から強い雨が降る中でも応援してくれたファンに勝利を届けることは出来なかった。

今カードは3連戦ではなく2連戦。2連敗と1勝1敗では今後への影響が全く違う。伊藤将が先発する明日の試合は必勝を誓う。