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投手陣好投も援護なく、決着は第3戦へ
前日同様、1点を争うロースコアの展開で先発の伊藤将がしっかり試合を作った。初回を三者凡退に抑え、2回に浴びた初安打も内野安打。3、4回もきっちり3人で打ち取った。
この好投に応えたい打線だったが援護点を送れない。初回2死から近本が安打を放ち、相手守備の乱れを突いて2塁進塁を試みるも惜しくもアウトに。2回以降は走者の出せない展開が続いていた。
両チーム無得点で迎えた5回、伊藤将は連打で無死2、3塁と大きなピンチを招き、先制の適時打を許してしまう。それでも2点目の生還を狙った走者はホームタッチアウト。伊藤将は後続を抑え、マウンドをリリーフ陣に託した。
「負けている展開でマウンドを降りてしまい悔しいです」
5回1失点、先発の役割は十分に果たしながら短期決戦ならではの悔しさを滲ませた。
1点を追う7回には先頭の中野が安打で出塁し盗塁を決める。さらに糸原の送りバントで3塁へ進んだ。クリーンアップのバットに期待がかかったが前日3安打の近本、4番の大山がフライアウトに倒れ、同点はならなかった。
リリーフ陣は第2先発としてブルペン待機していた西純が2回無失点。8回はケラーが2奪三振の圧巻投球と鉄壁リレーでつなぎ、打線の反撃を待った。後半は2019年のCSで大逆転劇の立役者となった北條、一発のあるロハス・ジュニアとマルテ、俊足の島田を代打起用したが局面を打開出来ず。最後までホームが遠かった。
1勝1敗で迎える運命の第3戦は才木を先発マウンドに送る。チーム全体の粘り強さ、底力でCSファーストステージを突破したい。
