FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
3連勝逃すも打線に復調の気配
前日までの投手戦から一転、序盤から激しい点の取り合いとなった。
先発の西純が初回に2失点。苦しい立ち上がりとなってしまったが打線はすぐさま反撃した。近本と中野の連打で無死1、3塁としノイジーの犠牲フライで1点を返す。1死1塁から大山の安打と佐藤輝の四球で満塁とすると未来の4番候補、井上が詰まりながらもライト前に同点適時打を放った。
「（西）純矢が頑張って投げてくれていましたし、こうやって1軍で一緒に試合に出られるのも初めてなので、なんとか援護することができてよかったです」
2019年ドラフトは1位指名が西純で2位指名が井上だった。同期入団の同級生をバットで勇気付けた。この一打で2-2に追いつきなおも続く1死満塁から梅野の内野ゴロの間に勝ち越し点を奪い早々に試合をひっくり返した。
攻めの時間はまだ続く。2回にも1死から近本、中野、ノイジーの3連打で満塁のチャンスを作り大山が三遊間を破ってリードを2点に広げた。
しかし援護をもらった西純が踏ん張れない。4回に1死満塁から痛打を浴び逆転を許してしまった。
「野手の方が逆転してくれたにもかかわらず、粘ることができませんでした。先発としての仕事ができず申し訳ないです」
前半だけで両チーム合わせて15安打9得点。シーソーゲームとなったが4-5と1点ビハインドの中盤戦はリリーフ陣が試合を落ち着かせた。富田、及川、加治屋が無失点リレー。追加点を与えることなく味方の逆転を信じて腕を振った。岡田監督は8回にビハインドの展開でも勝ちパターンの一角、石井を投入。カード勝ち越しでよしとせず3連勝へ向けてのタクトを振った。2点を失い点差を広げられてしまったが最後の攻撃で意地を見せた。
3点を追う9回に先頭、中野の安打に相手の失策が重なり無死3塁。ノイジーの適時打で1点を返し、大山の安打で同点の走者を出した。しかし反撃もここまで。今カード2度目の逆転サヨナラ劇はならなかった。
3連勝は逃したものの打線は2桁安打と復調の兆しを見せている。明日からは投手有利なバンテリンドームでの中日戦。活発な攻撃で楽な展開に持ち込みたい。
