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2回以降無失点も初回の3失点に泣く
平日ながらチケットは前売り完売。ゴールデンウィークの甲子園は満員のファンで埋まった。
大きな声援を受けて青柳が先発マウンドに上がったが苦しい立ち上がりになってしまう。初回だけで球数は30球を超え3失点。それでも2回からは修正し安定した無失点投球を続けた。
立ち直ったエースを援護すべく打線は3点を追う4回、1死から大山が安打で出塁し佐藤輝の弾き返した打球は左中間を真っ二つ。「しっかり振り切ることができましたし、大山さんがよく走ってくれました」という一打が反撃の適時2塁打となった。
追い上げムードが高まった5回はセカンドの中野が好守備を連発した。判断よくベアハンドキャッチで勝負して内野安打を防ぎ、痛烈な打球はダイビングキャッチで抑えセンター前に抜かせない。この回は全てのアウトをセカンドゴロで奪った。
青柳は3塁に走者を背負った6回も踏ん張り追加点を与えない。6回3失点と試合は作った。
「立ち上がりから失点を許してしまい、追いかけるゲーム展開にしてしまいました。ただ自分の持ち味であるゴロを打たせる投球も増えてきたことは前回登板からの改善点だったかなと思います。味方の守備にも助けてもらいながらなんとか6回まで投げることができました」
救援陣もしっかり仕事をこなす。7回は岩貞、8回は加治屋、9回は及川とつないで終盤は1人の走者も許さないパーフェクトリリーフ。ブルペンが一丸となり中日打線を完璧に封じた。
2点を追う打撃陣は7回に昇格即スタメンの小野寺の安打からチャンスを作るも無得点。最終回も中日の絶対的守護神・マルティネスから佐藤輝が2塁打を放ち一発が出れば同点とした。しかし後続が倒れビハインドを跳ね返すことは出来なかった。
敗れはしたが中野がハツラツとした動きを見せ、佐藤輝もしっかりストレートを打ち返しての2塁打を2本放った。子供たちも大勢訪れる明日の試合では内容の詰まった勝ちゲームを届けてくれるはずだ。