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5点差を追いつく強靭な粘り腰
少々のビハインドどころか大量失点でさえもお構いなし。怒涛の攻めで最大5点差を追いついた。
立ち上がりは相手の対策にエースがのまれてしまった。広島打線には左打者がズラリ。青柳対策として打率.311の菊池や4番のマクブルームをベンチスタートにさせてまで左打者を9人並べた。度々強肩を発動させるレフト・ノイジーのフェンス際の好捕やファースト・大山の猛チャージからの好送球があったものの青柳が立ち上がりに5安打を浴び5失点。大きなビハインドを背負ってしまった。
反撃の狼煙はノイジーのバットから。3回にレフトスタンドへアーチを描いた。
「ゲーム展開的にもまずは1点返したいという気持ちだったし、甘い球を逃さずにコンタクトすることができてよかったよ」
4回には佐藤輝が豪快にバックスクリーンに叩き込んだ。この一発が2リーグ分立後の球団通算8000号、節目の本塁打で3点差に詰め寄った。
「いい角度で上がって入ってくれてよかったです。(球団通算8000号になったが?)マジですか!?背番号も8だしキリが良くて嬉しいです」
5回に青柳が2点を失っても頼もしい打線がすぐに取り返した。その裏、代打・渡辺諒の2塁打からチャンスを作り、中野、ノイジーの連続適時打で再び3点差とした。押せ押せムードでなおも無死1、2塁。2人の走者を置いて大山が打席に向かう。3番・ノイジーと5番・佐藤輝が一発を放って4番が何も感じないはずがない。低めの変化球をすくい上げ「点差があっても誰も諦めていませんでした」という思いを乗せた打球を左中間スタンドまで届かせた。主砲の3点本塁打でついに同点、5点ビハインドから始まった試合を振り出しに戻した。
前半だけで7-7。壮絶な打撃戦を演じたが後半はリリーフ陣がジリジリと離され、打線も沈黙してしまう。3点を追う9回に1死1、2塁としたが奇跡は起きず。連勝ストップとなったが濃い内容のゲームで最後までファイティングポーズは崩さなかった。この骨太なチームなら次の連勝もすぐ始まるはずだ。