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才木が粘投も交流戦白星締めならず
交流戦戦績は2戦2勝。才木はここまで16回を投げて無失点とパワーピッチングでパリーグの強打者たちをねじ伏せている。交流戦ラストゲームは初回からピンチを背負ったが簡単に点は与えない。粘りのピッチングで力投し、5回1死1、2塁からも相手の中軸を打ち取り無失点のままマウンドをリリーフ陣に託した。
「四球も多かったですし、序盤から球数を投げてしまいましたが、梅野さんが変化球を使いながらうまくリードしてくれたので、なんとか粘ることができたと思います。（交流戦を通して）しっかり振ってくる打者が多かったですが、ストレートでファールがとれたり、フォークで空振りがとれたことは、すごく自信になりました」
6回は島本が3人でピシャリ。同じ日に同じ病院でトミージョン手術を受け、共にリハビリを乗り越えた2人のリレーで6つの0を並べた。
打線は前川の力強いスイングと足攻めが甲子園を沸かせた。3番で起用された前川は第1打席で三遊間への内野安打を放つ。ソフトバンク先発・スチュワートの160km/hのストレートにも振り負けなかった。4回には右中間を破る2塁打でチャンスメイク。将来性豊かな大砲の覚醒の時は近づいている。近本は2盗塁を決め、大山も今季初盗塁を記録した。外国人投手のモーションの大きさを突き何度も得点圏に走者を置いたがあと1本が出ない。6回に1死1、2塁からミエセスの放った鋭い当たりが相手の好守備に阻まれるなどホームの踏めない展開が続いていた。
両チーム無得点の7回、加治屋、及川、浜地と3投手をマウンドに送ったが5失点。大きな先制点を奪われてしまった。8回、9回にもリードを広げられると追いかける打線は沈黙。強みであるはずの終盤で競り負け、痛い敗戦となってしまった。
ともすれば今後にも影響してしまいそうな黒星だったが幸いにもペナントレース再開まで日数が空く。4日間を有効に使い再びチーム状態を上向かせる。
