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粘って追いつくも延長戦で競り負ける
試合前練習中に甲子園には突然の強い雨が。先発の大竹が雨男ぶりを発揮した。天候が心配されたが予定通りプレーボール。湿度と応援の熱気に包まれたマウンドでも左腕はしっかり試合を作った。2回に先制を許したがファースト・大山の好守備に助けられ大崩れしない。コースをきっちり投げわける丁寧な投球で3回以降は無失点に抑えた。6回、無死2塁のピンチを凌ぐと小さくガッツポーズ。7回までマウンドを守り2失点、先発の役割を果たした。
「立ち上がりから球威もコントロールも思うような状態ではなかったです。ヒットを打たれ、四球を出して一番良くない形で失点してしまいました。そこからは自分の調子は良くないと認め、今日の自分でどうやって抑えていくか切り替えて投げました」
この好投に応えたい打線は終盤にかけて調子を上げた。6回1死から近本が内野安打で出塁すると中野が四球を選んで1、2塁。さらに前川もセンター前への安打で続いて満塁とした。このチャンスは逃したものの7回1死から糸原が安打を放ち、代走の熊谷が盗塁を決める。得点圏に走者を進めると2死後に木浪がセカンド強襲の適時打を放った。この後2死1、2塁から近本が3塁線を破り同点の走者をホームへ迎え入れた。
「みんなが繋いでくれたチャンスだったので、なんとか1本出したいと思っていました。大竹も頑張っていましたし、タイムリーになってくれてよかったです」
2-2と試合を振り出しに戻すと8回は岩貞、9回は岩崎、延長10回は島本がマウンドへ。左腕4投手によるリレーで繋いだが10回に2点を勝ち越されてしまう。その裏の攻撃は1番から始まる好打順だったが得点ならず。粘り強さを見せたものの白星にはつながらなかった。
明日はオールスターファン投票、先発投手部門でトップとなった村上が先発する。セリーグナンバーワン投手の好投でカード勝ち越しを決めたい。