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巨人キラー、伊藤将が7回無失点

相手からすれば"天敵"と見られているに違いない。伊藤将は今季初登板となった4月27日の巨人戦で2安打無四球完封勝利。甲子園での快投で好スタートを切った。本塁打の出やすい東京ドームでもツーシーム、カットボールやチェンジアップを散らしてアウトの山を築いた。

この好投に報いたい打線は両チーム無得点の4回、大山が甘く入ってきた初球を逃さない。節目の今季10号は一振りで仕留めた先制弾。完璧に捉え左中間に本塁打を放った。

「(伊藤)将司が頑張ってくれていましたし、なんとか先に点を取ってあげたいと思っていました。甘い球をしっかり一発でしとめることができてよかったです」

その裏に伊藤将は2死1、3塁としてしまうがきっちりインコースに投げ切って一発のあるウォーカーをライトフライに抑えピンチ脱出。先頭打者に四球を与えた5回も次打者を併殺打に仕留め切り抜けた。6回1死2塁からも相手の3番、4番を打ち取った。7回まで投げて4安打無失点、これで今季の巨人に対しては16イニング連続でホームを踏ませていない。

「ロースコアで行くと思ってました。先制点取ってもらったんで、何とかその1点を守ろうと投げました」

岩貞が8回をきっちり3人で抑えると打線もガッチリダメ押し点を奪った。9回に中野の安打からチャンスを作りノイジーが適時2塁打を放つ。貴重な追加点を挙げるとさらに相手の適時失策でもう1点、リードを3点に広げた。

その裏は岩崎が巨人のクリーンアップを圧巻の3人斬りで逃げ切りに成功。6月はやや苦しんだが7月は痺れる投手戦を制して白星スタートとなった。カード勝ち越しへ明日は才木が巨人打線をねじ伏せる。