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首位攻防のロングゲームは引き分け
互いに譲らずの首位攻防戦、延長12回までもつれた熱戦は互角の展開のまま引き分けた。
初回に近本の2塁打から1死1、3塁とすると大山がセンター奥深くまで打球を飛ばす。4番がきっちり犠牲フライで打点を挙げ先制に成功した。
復調に期待のかかる青柳は坂本とバッテリーを組み好投した。ゴロと三振でアウトの山を築き、4回にはファースト・大山がライン際の速い打球をうまく処理する好守備で併殺を奪いアシスト。3回に同点は許していたものの2点目は与えない。
エースの力投にスラッガーが一振りで応えた。同点の6回、佐藤輝がライトスタンドに本塁打を叩き込む。チームトップの大山に並ぶ今季12号は浜風をものともしない力強い一撃、これが勝ち越しアーチとなり2-1とリードを奪った。
「前の2打席でやられていたので、やり返すという気持ちでした。しっかり振り切ることができましたし、逆風に負けずにスタンドまで届いてくれてよかったです」
青柳は7回1失点と先発の役割を果たし「(坂本)誠志郎と協力しながら持ち味のゴロを打たせる投球ができたと思います。守備のいいプレーに助けてもらいながら7回を投げることができました」と手応えあり。後半戦は好投を続けてくれるだろう。
8回は加治屋が先頭打者を出塁させてしまったが好フィールディングでバントを処理し2塁封殺。1死1塁で左打者が続く場面を迎えると岡田監督は岩貞をマウンドに送った。共に連投にはなるものの勝ちパターンのリリーフ陣の投入する勝負手を放ったが試合を振り出しに戻されてしまう。
それでも2-2の9回は岩崎が圧巻の三者三振。10回は浜地が三者凡退に抑え、11回は桐敷が、12回は島本がピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。
打線は9回に1死1、2塁のチャンスを逃すと、11回2死1塁から森下の放ったレフトへの大飛球も柵越えにはわずかに及ばず。
約5時間に及ぶ熱戦は互いに10安打2得点、リリーフ陣が踏ん張り引き分けとなった。