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つながりと破壊力で大量10得点の快勝
ビジターゲームが続く8月の戦い。移動の多さや練習時間の確保は悩みのタネだが23試合中14試合がドーム球場。灼熱の太陽を避けられるため体力の消耗は抑えられる。勝利すれば体に残るのは心地よい疲れだ。長期ロード初戦は打線が活発だった。
1点を追う3回、1死2塁から近本が同点の適時2塁打を放つと森下が先輩打ちでたたみかける。中日先発の小笠原は東海大相模高校の3学年上の先輩。入れ替わりの代のため同時期に在籍していたわけではないが、全国制覇を成し遂げた先輩の球をレフト前へ弾き返し勝ち越しに成功した。
「チャンスの場面だったので、積極的に打ちにいった結果が良い結果につながりました。(小笠原投手について)対戦したかった投手から打てたのは嬉しいです。次も打てるように頑張ります」
先発の西純は直後に同点アーチを浴びてしまうが自らのバットで取り返した。6回に森下と大山の連打、ノイジーの四球により1死満塁のチャンスを作ると、梅野がフルカウントから四球を選んで再び勝ち越し。さらに西純がライトオーバーの3点適時2塁打を放った。投げてもやや制球がバラつき球数はかさんだが6回を投げて2失点、先発としてしっかり試合を作った。
「立ち上がりから不安定な投球続いてましたけど野手の皆さんやキャッチャーの梅野さんに引っ張ってもらいながら何とか6回まで投げられたと思います。(3点適時2塁打は)思ったより飛んでくれたんで良かったです」
4点リードの7回には森下の2塁打と大山の四球で走者をためると佐藤輝が常人離れした一撃で試合を決めた。強引に引っ張ったわけではないセンター返しの打球が広いバンテリンドームのバックスクリーンに突き刺さる。効果的な3点本塁打でリードを7点に広げた。
「いい流れで作ったチャンスだったので、思い切ってスイングしました。しっかり自分のスイングができたと思います」
9回にも佐藤輝の犠牲フライで1点追加。つながりと破壊力を見せつけ14安打10得点、終盤は桐敷〜馬場のリレーで中日打線に反撃を許さず長期ロード初戦で快勝を収めた。