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一軍試合速報

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凌ぎ合いを制して8連勝を飾る

ストレートは走り、制球も間違わない。今季7勝を挙げている先発・村上は序盤3回をパーフェクト。文句なしの立ち上がりだった。

打線は初回、近本の四球と中野の送りバントでチャンスを作ると2死後に大山が先制の適時打を放った。

その後もやや制球にバラつきの見られたヤクルト先発の高橋に対して4回までに7安打を浴びせた。毎回チャンスを作り早くも100球を投げさせることに成功したが、あと1本が出ず追加点が奪えない。

村上は4回に同点アーチを浴び、同点の7回に2四球を与えて1死満塁のピンチを招く。ここでヤクルトは代打・川端を起用。打率.329の切り札を送り込んできたが村上の投球が上回った。109球目に投じた151km/hのストレートで併殺打に打ち取った。

島本がマウンドに上がった8回には無死1塁からライト・森下がフェンス際でナイスキャッチ。3番を任されるルーキーが守備でチームに貢献した。この回にピンチを招くと岡田監督は打者の左右に応じて岡留、及川、馬場とリリーフ陣を惜しみなく投入。2死満塁からは守備範囲が広く球際にも強いセンターの近本がライナー性の打球をつかみ取り終盤の大きな山場を切り抜けた。

するとその裏、1死1塁から代打・糸原の打球が右中間を破ると1走・木浪が一気に生還、待望の勝ち越し点を奪った。

「みんな頑張っていたので、延長は嫌だと思って打ちました。木浪も全力で還ってくれたし、食らいついて良いところに飛んでくれたので良かったと思います」

2-1の9回は岩崎が得点圏に走者を背負いながらも締めくくり「みんなで掴んだ勝利だと思います」と振り返った。凌ぎ合いを制して連勝を8に伸ばし、勝ち越しは今季最多の22。明日は青柳の好投で貯金23を狙う。