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全員野球の粘り勝ちでマジック点灯
7月26日以来となる1軍マウンドに大竹が戻ってきた。今季の広島戦は4試合に登板して3勝0敗、防御率0.30。発熱により一時登録抹消されていた頼れる左腕が先発マウンドに立った。
立ち上がりに1点を失い先制を許すが打線がすぐに取り返してくれた。2回に森下、ミエセスの連打と坂本の送りバントで1死2、3塁とすると木浪が綺麗にレフト前に弾き返して試合を振り出しに戻した。
「先制された後だったので、まずはなんとか追いつきたいと思っていました。みんながつないでくれましたし、自分も後ろにつなぐ気持ちでしっかり振り切ることができたと思います」
この後2死1、3塁からは近本の適時打に相手の失策が重なり2者が生還、勝ち越しに成功した。
「追い込まれていましたが、ランナーを還すバッティングができてよかったです。みんなが作った良い流れに自分も乗ることができました」
ビッグイニングの締めは中野のバットから。2死2塁の場面で適時打を放ちリードを3点に広げた。
「(近本)チカさんがチームに勢いをつけてくれたので、自分も後ろへつなぐ意識でスイングすることを心がけてました。良い形で追加点が取れてよかったです」
4-1としたその裏に大竹は1点を失うが粘りのピッチングを続けた。1軍では初のサード守備に就いた小野寺もしっかりゴロをさばいてアウトを稼ぐ。6回無死1、2塁のピンチではファーストの大山がファインプレーを見せた。好反応で痛烈な打球をノーバウンドで捕球し1塁ベースにも素早くタッチ。ライナーゲッツーで一気にアウトカウントを2つ増やした。大竹が2死2塁から適時打を浴びたところでベンチは交代を決断、継投に入った。
6回途中から登板し後続を断った桐敷はイニングを跨いで無失点、8回は岩貞が広島打線のクリーンアップを三者凡退に抑えた。
打線は1点リードの9回、熊谷の今季初安打からチャンスを作り代打・原口の適時打で欲しかった追加点を奪う。
「なんとかブルペン陣のためにも1点という気持ちでした。(打った時は)抜けてくれという思いでした。限られた出番の中で結果を出すことがチームのプラスになるので毎日、必死です」
効果的なダメ押しにより5-3で迎えた9回は岩崎が締めて逃げ切りに成功。ついにアレへのマジック29が点灯した。明日からはカウントダウンの日々が始まる。