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アクシデントを乗り越え逆転勝ち
まだ本調子ではない。それでもエースがそう簡単に崩れるわけにはいかない。制球に苦しみながらも青柳の投球が試合を作った。
立ち上がりに不運な2塁打から失点したが追加点は許さない。ボール先行カウントにしてしまっても四球は与えず、走者を出してもホームを踏まれる前にアウトを重ね5回まで1失点。先発の役割を果たした。
エースを援護したい打線は初回に近本の死球と小野寺の安打で1死1、3塁としたが得点ならず。2回からはチャンスを作れずにいた。ビハインドを背負う時間は長かったが近本から始まる6回の攻撃で試合をひっくり返した。
先頭打者の近本が四球を選び中野の送りバントで1死2塁。すると小野寺がスタメン起用に応えるライトフェンス直撃の適時3塁打を放ち同点に追いついた。
「後ろに大山さんがいるので、何とか良い形で大山さんに回そうと思ってました。(2ストライクになり)何とかバットに当ててチャンスを拡大出来るよう意識してました」
なおも続く1死3塁の場面で大山が勝ち越しの犠牲フライを放った。
「ヒットではなかったですが、しっかり勝ち越すことができてよかったです」
2-1と逆転してもらった青柳は6回の投球練習中に異変を訴え無念の降板。治療のためベンチ裏に下がった後、もう一度マウンドに向かうがリリーフを仰いだ。
緊急登板に近い状況だったが2番手の桐敷はきっちり三者凡退。攻撃にリズムを作った。
7回の攻撃では小幡の安打と榮枝のプロ初犠打で再び1死2塁。打順がトップに返ると近本の適時2塁打で貴重な追加点を奪った。
「小幡のヒット、榮枝のバントと良い形でチャンスメイクしてくれたので、どんな形でもランナーを還したいという気持ちでした。タイムリーになってくれてよかったです」
リードを広げても攻撃の手を緩めない。8回には坂本、小幡の連続適時打で2点を追加。9回には大山が今季14号本塁打を放ち試合を決めた。
青柳の緊急降板を乗り越えて、打線が後半につながり逆転勝ち。13安打で挙げた6得点をリリーフ陣が守り切ってマジックは28から27へ。カード勝ち越しをかけて明日は伊藤将が先発予定。またしてもマジックは減りそうだ。