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連夜のビッグイニングで3連勝
前日は3回に。この日は初回に。ビッグイニングを作る猛攻で試合の主導権を握った。
攻撃の起点はやはりこの男。近本の3塁打が打線に火をつけた。中野は四球でチャンスを拡大しノイジーの内野ゴロの間に1点を先制。これに相手の失策も重なって走者がたまると1死後に佐藤輝が文句なしの一発をライトスタンドに放った。
「チャンスだったので積極的に打ちにいくことを心掛けていました。1点でも多くと思っていましたし、最高の結果になってくれました」
相手先発の立ち上がりを叩きいきなり4得点。しかも優位に立っても攻撃の手は緩めない。2回には2死2塁から中野の適時打で1点を追加。さらに3番復帰のノイジーの適時2塁打で6点目を挙げた。
「久しぶりにファストボールを自分のスイングで捉えることができた。ランナーが中野で助かったよ」
9月は日替わり3番のオーダーだが全員が結果を残している。今カード初戦はミエセスが第1打席に安打を放ち、2戦目は小野寺がラッキーな2点適時3塁打で逆転に成功していた。ライバルの活躍にノイジーも燃えた。どこからでも点が取れる、誰が出ても結果を残せる打線が大量リードを生み出した。
序盤から援護を受けた先発の伊藤将は涼しい顔でスイスイとアウトを重ねた。コントロールもキレもテンポも良く5回までの球数はわずか44球。ヤクルト打線を翻弄した。
打線は6回に森下の本塁打で欲しかった中押し点を奪いリードを7点に広げた。
「少しこすって上がりすぎたかなと思いましたがスタンドまで届いてくれました。2回以降取れていなかった追加点を取ることができてよかったです」
今カード3本目。大学時代に慣れ親しんだ神宮球場でルーキーが大暴れだ。
伊藤将の安定感は後半になっても変わらず7回1死3塁の場面ではヤクルトの4番・村上をインコース攻めで見逃し三振、5番のサンタナはショートゴロに打ち取りピンチを脱出した。8回まで78球で無失点、9回に被弾して完封こそ逃したものの今季3度目の完投勝利を挙げた。
「最後ホームラン打たれちゃったんですけどしっかり9回まで投げられて良かったです。球数少なく投げることは良いことだと思うので継続出来たらいいなと思います。(好投が続くのは)ファンの皆さんのおかげです。ここからも勝ってアレを出来るよう頑張ります」
8月は3連敗フィニッシュとなってしまったが9月は3連勝スタートでマジック15。微かに漂った嫌なムードを完全に払拭し、もうアレへの障壁な見当たらない。