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佐藤輝4安打、ノイジー2発で9得点
新井監督の指揮の下、粘り強く戦う広島とはCSファイナルステージで戦う可能性がある。日本一へとつながるポストシーズンへ向けて手加減なし。優勝を決めてもオーダーに並んだ名前はベストメンバーだった。
猛虎打線2023verは畳みかける攻撃が特徴的。初回、近本の安打から1死満塁とすると佐藤輝の2点適時打で先制した。
「四球も絡んでのチャンスだったので甘い球は積極的に行こうと思っていました。抜けてくれてよかったです」
さらに坂本の適時打でも1点を追加。広島先発・森下の立ち上がりを攻め3点を奪った。
初回の守りではセカンド・中野の失策により先頭打者の出塁を許してしまうが、中野の守備はたまにあるミスを補って余りあるアドバンテージをチームにもたらしてくれる。次打者はセカンドゴロの併殺打に打ち取り、2死1、2塁からは安打性の強い打球を好守備で処理した。
攻守で援護を受けた先発の大竹は2回までに2四球を与える立ち上がりながらホームは踏ませずしっかり試合を作った。
打線は5回に追加点を奪う。1死1、2塁から佐藤輝が適時打を放った。これがこの試合3本目の安打、9月に入って調子を大きく上げている。リードを4点に広げると中盤にして早くも実質的にはトドメの一撃。1死1、2塁からノイジーが3点本塁打を放った。
「打った瞬間にホームランかなと思いました。1、2打席目に自分の仕事が出来なかったので何とか取り返せて良かったです」
大量援護守られた大竹はその裏に1死1、3塁としてしまうが、次打者はきっちり併殺打。ゴロを打たせる能力に長けた投球術と二遊間の守備力が合わさりピンチを切り抜けた。
守備の乱れた6回に3点を失っても中軸がすぐに取り返す。7回に佐藤輝が4打席連続となる安打を放てば、ノイジーが2打席連続本塁打。中軸の爆発で広島の追い上げムードを振り払った。
「いいボールが来たので打ち損じることなくホームランを打つことが出来て良かったです」
9-3となってからは継投が決まって逃げ切りに成功。チームは日本一まで歩みを止めない。
