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伊藤将と木浪が規定到達し逆転勝ち
優勝を決めてもオーダーはベストの布陣を敷き、ナインも気を引き締め続けている。個人タイトルのかかる選手もいるが全力プレーが体に染み付いているからだ。
1点を追う2回、大山と佐藤輝の連打でチャンスを作り坂本の内野ゴロの間に同点とした。3回には先頭の近本が今季12本目の3塁打で出塁し、中野の適時打で2-1と勝ち越しに成功。あっさり試合をひっくり返した。
先発の伊藤将は立ち上がりに先制を許し、2回以降も毎回のように安打を浴びるが粘りの投球で追加点を与えない。今季は左肩の違和感により開幕ローテーション入りこそ逃したが戦線復帰後は安定した投球で白星を量産してきた。ゲームメイク能力に優れた左腕は6回まで1失点に抑えて先発の役割を果たす。7回に逆転を許したところでリリーフを仰いだが大きな目標だった規定投球回に到達、名実共に一流選手の仲間入りを果たした。
リリーフ陣もそれぞれが好投した。7回1死1塁からは石井が後続を抑える見事な火消し。8回は坂本、岡本の右打者2人をブルワーが、左打者の大城は及川がピシャリ。巨人の中軸を完璧に封じ込んだ。
打線も8回に2死から大山が今季の象徴とも言える四球を選び、9月絶好調の佐藤輝が2塁打でつなぐ。2死2、3塁からノイジーが逆転の2点適時打を放った。
「考え過ぎないように自分が出来ることをやっていこうと思って打席に迎えました。打てる球が来たのでそれをヒットに出来て良かったです。自分の中でもホッとする大きなヒットでした」
1点リードの9回は岩崎がピンチを招きながらも後続をしっかり抑え、虎の子の1点を守り切った。
この勝利で今季の巨人戦は18勝となりシーズンの最多勝記録を更新した。内容としてもレギュラーを奪還した木浪が規定打席に到達し、佐藤輝は2本の2塁打を含む猛打賞の大活躍。「打つためにしっかり練習してきたのでそれが結果となって現れているんじゃないかなと思います。毎日、大きな声援を送っていただいてそれがホントに力になってます」と充実の表情で話した。
主力のバットは振れていてリリーフ陣は鉄壁。強い虎のままシーズンを走り抜けそうだ。