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CS見据えた采配で広島に逆転勝ち
CSファイナルステージでぶつかる可能性のある広島とのレギュラーシーズン最終戦、1番・近本から始まるベストオーダーを組んだ。初回の1死満塁は逃したが優勝チームはそう何度も同じ失敗を繰り返さない。中盤からは小刻みに加点した。3回にも満塁とすると佐藤輝の適時打で先制に成功した。
「いい流れでつないだチャンスだったので、積極的に振っていこうと思っていました。個人的には昨日もやられていたので、ランナーを還すことができてよかったです」
直後に逆転を許したが4回に2死から代打・ミエセスが内野安打と相手の失策で2塁に進み、近本の適時打ですぐさま試合を振り出しに戻した。
「エラーでもらったチャンスでしたが、とられた後すぐに得点を返すことができてよかったです」
広島は11勝を挙げている床田をリリーフ起用する総力戦で臨んできたが跳ね返す。5回に森下の安打から走者をため佐藤輝の3点本塁打で勝ち越しに成功した。
「追い込まれていましたが、しっかり自分のスイングができたと思います。良い形で追加点が取れてよかったです」
7回にも満塁とすると坂本の適時打で貴重な追加点を奪う。2桁安打で6得点を挙げた。
投げてはリリーフ陣をつなぐブルペンデーで馬場が先陣を切った。2点本塁を浴びた以外は上々の内容で3回を投げた。
「リリーフでの登板時のように、とにかく任された1イニングを抑えていくという気持ちでした。その中で、初回、2回と無失点で抑えられたことはよかったですし、今日の投球をまた今後に活かしていければと思います」
4回からは岡留が登板してイニングを跨ぎ、5回1死3塁で左打者を打席に迎えると及川がマウンドへ。7回にも2死1塁の場面で左打者に対しブルワーから島本へスイッチ。CSを見据えた予行演習で広島打線に反撃を許さない。6-3と3点リードで迎えた9回は岩崎が苦しみながらも今季35セーブ目を挙げ、自身初となる最多セーブのタイトルを確定させた。
この時期に緊張感のあるゲームを経験したことはCSへ向けて大きなメリット。10月4日のシーズン最終戦もきっちり白星で飾りたい。
