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気迫の継投も悔しい完封負け
若手左腕が勢いのある投球で試合を作った。今季初先発となった及川がしっかりと自分のパフォーマンスを発揮。インコースいっぱい、低めいっぱいに突き刺さるストレートに相手打者は手が出ない。先頭走者を出しても狙い通り併殺を打たせてピンチの芽を摘み、4回まで無失点。しかし先制を許した5回にアクシデントが重なってしまう。1死1塁からこの日の70球目を投じたところで異変を訴え一度ベンチ裏に下がる。治療したが続投は叶わず好投しながらイニング途中での降板となってしまった。
緊急リリーフの難しいマウンドとなった漆原は走者のいる場面を無失点に抑え、イニングを跨いだ6回にも1死1、3塁としてしまうが内野陣が3つ目の併殺を奪いホームを踏ませない。勝負所で落ち着いた守備力を発揮し踏ん張った。7回も岡留、富田とつないで2死1、3塁のピンチも凌ぐ。富田はイニングを跨いだ8回も三者凡退。9回は球威を取り戻した浜地が3人でピシャリ。リリーフ陣の気持ちの込もった継投で追加点を与えず打線の援護を待った。
投手陣の熱投に応えたい打線だったが1点のビハインドが遠い。5回までは相手の失策による出塁が2度あっただけ。好打順の攻撃もHランプを灯せずにいた。8回2死から代打の渡邉が3塁線へ強い打球を2度飛ばすがどちらも惜しくもファウル。最後は三振に倒れてしまった。それでも追い詰められた9回に先頭の木浪が四球を選んで出塁し、代打の小幡が送りバントを成功させて代走の植田を2塁へ進めた。チーム初安打が同点打となる状況を作り打順はトップへ。近本はライナーを弾き返すが不運にもファーストの正面に飛んでしまう。2死2塁から中野が三振に打ち取られ無安打のまま27個のアウトを奪われた。
悔しい敗戦となってしまったが明日の先発はビーズリー。状態の良い助っ人が流れを変えてくれるはずだ。