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才木の執念の力投も報われず
空調の効いたドームでの試合ながらマウンド上の才木の顔には汗が滲む。立ち上がりに2点を失い初回だけで40球近くを投じた。直近3試合は勝ち星にこそ恵まれていないが内容的には勝ち投手に等しい投球を続けていた。6月25日の中日戦が8回1失点。7月2日の広島戦が7回無失点。7月9日のヤクルト戦が7回1失点。援護点を送れていなかった打線は2点を追う2回に反撃した。
大山と前川の連打でチャンスを作ると2死1、2塁から小幡がレフト前に適時打を放つ。
「自分も後ろに繋いでいこうと思って打席に入りました。当たりはよくなかったけど、すぐに1点を返すことができてよかったです」
1点差に迫りそうやすやすと相手に流れを渡さない。才木は3回にも1死満塁のピンチを招いたが連続三振で切り抜けた。4回から6回までは3イニング続けて三者凡退。試合中にしっかり修正し試合を作った。6回までに球数は100球を超えていたが先頭打者として7回の打席にも立ち、その裏もマウンドへ。2死満塁のピンチを抑えてホームを踏ませない。8回も勝負所でギアを上げた。2死2塁の場面で投じた133球目に球速は151km/hを計測、力のないライトフライに打ち取った。9つの三振を奪い8回2失点。執念を感じさせる投球でマウンドに立ち続けた。
2回に反撃した打線は3回以降も走者は出すが同点まではあと一歩及ばない。小幡が2安打、代打の渡邉もHランプを灯すなどしたが9回は巨人の守護神・大勢の前に三者三振に打ち取られ才木に白星を送ることが出来なかった。
才木の力投を次につなげたい。リリーフ陣にとっては連戦の中で貴重な休養となった。明日は全力で先発の大竹を援護したい。