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伝統の一戦は西勇が好投もミスに泣く

ピンチ脱出の好プレーかと思われたが手痛いミスになってしまった。初回、2死2塁から3塁線の強い打球をサードの佐藤輝が好捕するが送球がそれてしまい失策により先制点を献上してしまった。それでも先発の西勇は伝統の一戦に強い。今季の巨人戦は2試合に登板して15回を投げ1失点、防御率0.60に抑え込んでいる。2回以降は安定した投球で追加点を与えない。勝負所になるほどインコースや低めの制球力が正確さを増した。7回の1死2塁も凌いで7回を投げて無四球4安打1失点、文句なしの力投だった。

援護したい打線だがチャンスらしいチャンスを作れない。4回に森下が左中間真っ二つになりそうな打球を放つが相手ショートのファインプレーに阻まれ、この回まで無安打に抑えられてしまう。5回に木浪がチーム初安打を放つが後続が続かず。6回は安打で出塁した中野を1塁に置いて森下が併殺打に倒れてしまう。1点を追う8回は代打攻勢。渡邉、糸原、島田と3者連続で代打を送った。2死走者なしから島田が右中間に2塁打を放ち打順はトップへ。近本のバットに期待がかかったが快音は聞かれない。

その裏にはビハインドの展開ながら桐敷がマウンドへ。勝利への執念を見せたが9回は上位打線が三者凡退に倒れ、追いつくことは出来なかった。

2位と3位の直接対決で先勝ならず。連敗だけは絶対避けたい明日の試合は才木が先発する。打線の奮起でタイに持ち込みたい。