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打線改造実り効果的な攻めで8得点

プロ初の4番に座った期待のスラッガーがいきなり最高の結果を残した。初回、2死2塁から森下がバックスクリーン左へ今季11号本塁打を放つ。2点の先制に成功した。

「甘い球を逃さない準備をして打席に入りました。今日は初回に打席が回ってきたらランナーがいる状況だとわかっていたので、先制打を打ってチームに貢献することできて嬉しいです」

直後に1点を返されるも4回に突き放す。スタメン起用の渡邉が粘りを見せて四球を選んだところから2死満塁とすると木浪の打球がライト線で弾む。走者一掃の適時2塁打となり3点を追加、リードを4点に広げた。

「1点差だったので、なんとか追加点が欲しいと思っていました。後ろにつなぐというよりは、自分で決めるんだという強い気持ちを持ってスイングした結果が良い結果になってくれてよかったです」

先発の才木は今季、巨人戦で5試合に先発し対戦防御率は1.10。好相性を誇っている。初回の守備ではレフト線への打球で2塁を狙った打者走者を速く正確な野口の送球で刺すなどバックもアシスト。しかし2桁勝利目前に迫りながら節目の白星が掴めない。5回に森下がフェンス際の大飛球をジャンピングキャッチする好守備に助けられながらも4点を失ってしまう。試合を振り出しに戻されてしまった。

それでも5-5の6回に石井が2死満塁のピンチを凌ぐとラッキーセブンに打線がつながった。7回に代打・原口の四球、近本の2塁打、中野の四球で満塁とし渡邉が左中間へうまく運ぶ。打球が外野の芝生を転がる間に走者が次々と生還、効果的な適時2塁打となり3点の勝ち越しに成功した。

「前進守備だったので楽に打席に立てました。その前、ツーシームでやられたのでツーシームかなと思ってその球が来たのでそのまま打ち返しました。(スタメンは)久々だったので緊張しましたけど貢献出来て良かったです」

8-5の終盤はゲラ、桐敷とつないで無失点リレー。9回は岩崎が2者連続三振と力のない内野フライにより圧巻の3人斬り。カード対戦成績を五分に戻した。

9連戦の締めくくり、今季最後の東京ドームでの試合は及川に託す。岡田監督は「明日はピッチャーも総動員でいくつもり」と必勝を期する。大事な試合をきっちり勝ち切りたい。