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佐藤輝の豪快な本塁打で逆転勝ち

長期ロードを終え7月30日から8月1日の巨人戦で3連勝して以来の甲子園、しかも先発マウンドには勝ち頭の才木が上がった。8月の締めくくりと勝負の9月へ弾みをつけるゲームとしたいところだったが出だしでつまずいた。


才木はストレートに力はあったが全体的に浮いた球が多く立ち上がりに2失点。初回だけで球数は30球を超え、2回にも先頭打者から連打を浴びて無死1、2塁のピンチを背負ってしまう。ただ本調子でないと試合を作れない投手ならば2桁勝利は達成出来ない。後続をきっちり抑え無失点で切り抜けた。


2点を追う打線は3回に木浪が外の変化球をうまく拾ってレフト前に運びチーム初安打を放つ。1死後に近本が四球を選んで走者をためた。しかしこのチャンスを逃すと5回までは無得点。相手ペースで試合は進んでいた。


それでも才木は2回途中から立ち直り6回まで追加点を与えない。先発の役割を果たし6回を2失点にまとめた。


「良い流れを持ってこれるようにと思って投げてました。タイミングをいろいろ変えたり、梅野さんがうまく配球してくれたのもありますけど野手の方のおかげで粘れました。次はもっと長いイニング投げられるよう頑張ります」


するとこの力投に打線も応えた。6回2死から森下の安打と大山の死球で1、2塁と走者をためると佐藤輝が大仕事をやってのけた。今季11号本塁打は価値ある逆転の3点本塁打、低めの球を左中間スタンドまで運ぶ豪快な一撃を放った。


「なんとかセカンドランナーを還す意識で立ってました。ピッチャーも素晴らしいピッチャーだったので最高の結果になって良かったです。内容も最高だったと思います」


3-2と試合をひっくり返すとさらに前川、梅野の連打で再び2死1、2塁とし木浪の適時打で4点目を奪った。


「もっと点取った方がこっちに流れ来るなと思ったので何とか打てて良かったです」


7回は石井が2死1、2塁とピンチを招いたが巨人の4番・岡本をセンターフライに打ち取り得点は許さない。8回は桐敷、9日は岩崎とつないで2点のリードを守り切った。


佐藤輝の一発が大きかったのは明らかだが攻守共に粘り勝ち。岡田監督は「劣勢の中でこの逆転勝ちはすごく大きいと思う」。上り調子で9月の戦いを迎える。