- 阪神タイガースによる西宮市の中学校部活動地域展開に対する支援活動について
- 2025年12月11日 更新
スポーツ庁が2022年に発表したガイドラインにより、中学校部活動は2026年度から段階的に地域展開(地域クラブへ移行)する方針となっています。中学校部活動の軟式野球においては、ここ10年で部員数が約40%も減少しており、地域展開の進捗状況によっては、野球を続ける機会の更なる減少につながりかねないことが懸念されます。そのため野球界としては喫緊の最優先課題として、中学生世代を始めとして、子どもたちが野球を続ける環境、野球に慣れ親しむ環境をプロ・アマが垣根を越えて整備すべく連携・協力し、「中学球児応援プロジェクト」を発足させるなど、野球界全体で中学校部活動の地域展開支援に取り組んでいます。
阪神タイガース(以下、タイガース)の本拠地である兵庫県西宮市(以下、西宮市)においては、2026年9月より中学校部活動を地域クラブ活動(プレみやクラブ活動)へ完全移行する予定となっております。現在、西宮市内では17チームが中学校軟式野球部として活動しているのに対し、地域クラブ活動として西宮市へ登録申請を行った軟式野球の地域クラブは10チームと6割弱の登録に留まっており、受け皿が不足している状況となっておりました。そのため、本年7月に西宮市とタイガースを含むトップスポーツ4チームとの間において「部活動地域展開に関する連携協定」を締結したことに加え、さらにタイガースは、西宮市から地域クラブ活動への支援依頼を受けたこともあり、中学軟式野球の競技環境を維持することを目的に、地域クラブの立ち上げ・運営支援を実施するほか、タイガースアカデミーコーチによる各地域クラブへの巡回指導など、様々な支援活動を行っていくこととなりました。
西宮市とタイガースは市内の中学生が地域クラブ活動を通じて野球を続ける機会が少しでも多くなるよう、引き続き様々な支援を行ってまいります。
部活動地域展開への支援概要
市内における軟式野球の地域クラブ空白地を中心に、地域クラブの立ち上げ及び運営の支援を実施
- ・現在小学生向け野球スクールを運営している「野球心(※)」とタイガースが連携し、同団体が市内3か所(真砂中・瓦木中・大社中)に地域クラブを立ち上げます。
※水口栄二前打撃コーチが代表を務める任意団体 - ・タイガースが上記3クラブの運営費を支援いたします。
タイガースアカデミーコーチ(球団選手OB)による地域クラブへの巡回指導を実施
- ・野球心が運営する地域クラブ・・・週1回アカデミーコーチが練習に参加し、指導を行います。
- ・上記以外の西宮市内地域クラブ(プレみやクラブとして活動する中学軟式野球クラブ)・・・指導を希望された場合、1クラブ当たり年間約10回(月1回未満程度)、アカデミーコーチが指導に参ります。
西宮市とタイガースで市内地域クラブ向けの野球大会を共催
- ・市内で活動する地域クラブ向けの大会「未来につなぐトライアルベースボール~プレみやタイガースカップ~」を開催することで、西宮市内地域クラブの競技力やモチベーションの向上を図ります。
【参考①】概要図

【参考②】野球心が運営する地域クラブ概要(予定)
名称
- ・真砂軟式野球クラブ・・・西宮市立真砂中学校を拠点として活動予定
- ・瓦木軟式野球クラブ・・・西宮市立瓦木中学校を拠点として活動予定
- ・大社軟式野球クラブ・・・西宮市立大社中学校を拠点として活動予定
活動頻度
週4回(平日3回、土日いずれか1回)
活動開始時期
・2026年9月~活動開始を予定 ※入会募集時期は改めてお知らせする予定です。
- ※詳細は26年1月に予定しているプレみやクラブフェア(説明会・ミニ体験会)や各地域クラブのSNS(今後立ち上げ予定)、野球心ホームページなどでお知らせしていく予定です。


















