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糸井嘉男選手が現役引退を発表
2022年09月13日 更新

13日(火)、糸井嘉男選手が今季限りでの現役引退を発表、西宮市内で引退会見を行いました。

以下、会見より

糸井嘉男選手コメント

この度、現役を引退することを決めました。今まで本当にありがとうございました!

―引退を決断された今のお気持ちをお聞かせください。

やりきりました。41歳まで野球ができて、本当に幸せでした。この歳までやらせていただいた阪神球団に感謝しています。

―引退を決断された経緯をお聞かせください。

この2・3年は自分の中で「引退」という言葉が常にありました。成績もそうですし、打席での感覚であったり、周りから見られているのと自分の中との誤差というのを感じました。あとファームでの試合で、若手選手の邪魔をしているのではないかという気持ちになったといいますか、若手の子たちからアドバイスを求められたときに、そのアドバイス後に試合でホームランを打っている姿を見て、心の底から自分のことのように嬉しく感じたのですが、その感覚がもう選手ではないのかなと感じました。

―矢野監督からはどのような言葉がありましたか。

「嘉男との4年間、喜びを分かち合ったり、悔しがったりそういう時間を過ごせてよかったと、代打というポジションが多かったけれど、腐らずやってくれた。」と、泣きそうな言葉をいただきました。

―19年間はどんな思いがありますか。

やはり長いようで短かったですし、入団して色々ありました。投手で入団して、野手に転向をした選択をしたあの出来事は、僕のプロ野球選手としての土台でしたし、あの時必死にやった練習が土台となって19年間出来たのかなと思います。

―パ・リーグでも多くの活躍を残されてきましたが、パ・リーグで戦ってきた日々を振り返っていかがですか。

日本ハムでは、僕の野手としての可能性を引き出していただいて、それに応えようと僕も必死に頑張ってきましたし、先輩方にも恵まれましたし、その人たちに追いつこうと必死にやってきました。そしてオリックスでは、トレードという形で移籍しましたが、ずっと主力として迎えていただき、その気持ちに僕も認められないといけないという気持ちで頑張ってきました。タイトルも獲らせていただきましたし、この2球団にも本当に感謝しています。

―2017年からタイガースに入団して、この6年間はどんな時間でしたか。

パ・リーグから移籍してきて、熱狂的なファンの方々の声援に衝撃を受けました。
初めて甲子園球場でプレーしたときには、胸が高鳴りましたし、長年パ・リーグでやってきた中でもタイガースに移籍してきて、すごく胸が熱くなったといいますか、そんな場所で野球ができて、そして最後にそこで終わることができて本当に幸せです。

―振り返って印象に残っている試合はありますか。

WBCなど沢山ありますが、甲子園で初めてあの大歓声の中でプレーさせてもらった時の、あの興奮というのは忘れられないですね。

―最後にファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

タイガースに来て、ファンの皆さんには温かく受け入れていただいて、あの大声援の中で出来たことは本当に幸せですし、本当に感謝しています。19年間本当にご声援ありがとうございました。これからはメガホンを持って、甲子園で一緒に応援できればなと思います。