- 5月 第2回
- 篠原信一さん（全5回）
芸能界をはじめ各界で活躍するタイガースファンに、愛するタイガースへの熱い想いを語っていただく各界からエール「ガオー！応援隊！！」。今月は元柔道のオリンピック選手で、シドニーオリンピック100kg超級の銀メダリスト。柔道日本男子代表監督を歴任された篠原信一さんにご登場いただきました。今回はその第2回目をお届けします。
Q:先週に引き続き…熱狂的なファンとの野球観戦。やはり何かが起きるんですよね
篠原：
阪神ファンってねぇ、勝ってるときはいいんですけどね。なんかちょっとピンチを迎えると途端にやばい雰囲気になる。ましてや逆転サヨナラなんかされるとねえ…。やばくなってきた時点で「もう帰れ」って解放されたらいいんですけど(笑)、やけ酒なんかになってくるとね、それこそタチ悪くなりますから。そういう意味では、負けるなら負ける。逆転勝利は歓迎ですけど、逆転負けだけはちょっと避けてもらいたい。何よりサヨナラ負けだけはナシにしてもらいたい…ナシにしてください！
試合の状況や点数差もあるんですけど、ひどいときには「もうなにしとんねん!!」と荒れだしますからね。中継ぎの誰々はどうだ、こうだ、とかなってくるじゃないですか。まあまあ、ヒートアップする気持ちもわからんでもないですけどね。それも含めて阪神だと分かってはいるんだけど…（笑）。長い目では見れませんけど、ぜひぜひ頑張っていただきたい。
Q:「長い目では見れません」なんですね？
篠原： それだけ阪神に勝ってもらいたっていうね、強い思いなんですよ。私に限らず。ただやっぱり昔からの阪神ファン、生粋のファンになると話は変わってくるでしょうけど。現役時代から長く見ていて金本監督の性格を知っておられる方もいらっしゃるでしょうし、1年、2年はぐっと我慢するから、3年目には頼むよと。その代り、3年4年目になると、「お前金本、どうなっとんねん」となるファンの方も多いと思うんで…。そうなってくると、やっぱり何というか、いや～な雰囲気が伝わってきますからね。いきなりドカーンと爆発しないように、みんな小出し小出しで、うっ憤を漏らしていって、小出し小出しで晴らしていきましょうよと。
篠原さんの身近にいらっしゃる熱狂的な阪神ファンの様子と、逆転サヨナラだけは避けて欲しいという切実な思い。みなさんの周りにも、愛すべき熱くディープな阪神ファンがいらっしゃいますか？
第3回の更新は5月16日(月)。お楽しみに！
