- 5月 第3回
- 篠原信一さん(全5回)
芸能界をはじめ各界で活躍するタイガースファンに、愛するタイガースへの熱い想いを語っていただく各界からエール「ガオー!応援隊!!」。今月は元柔道のオリンピック選手で、シドニーオリンピック100kg超級の銀メダリスト。柔道日本男子代表監督を歴任された篠原信一さんにご登場いただきました。今回はその第3回目をお届けします。
Q:金本さんが監督になってから、明るく厳しくのチームづくりをモットーに、雰囲気がぱっと明るくなってきました。同じアスリート目線でどのように思われますか?
篠原: 金本さんは今までにさまざまな監督に師事し、先輩から後輩まで数多くの選手を見てきてると思うので、経験も知識も幅広く豊かだと思います。その経験と知識を生かして、金本監督らしい「オンとオフ」をしっかり使い分けて欲しいですね。厳しさの中にも、明るい雰囲気があるのは結局、このオンとオフ…切り替えることの大切さをきちんとわかっていて、なおかつできる監督やからと思います。だからこそ選手のほうもぴりっと、でも楽しく、厳しさのなかでも笑顔が自然と出せるんじゃないでしょうか。ただ単にヘラヘラヘラヘラしてるだけじゃなくって、キツイ中で出る笑顔っていうのは、やっぱり内容が濃いし身になることだと思うんです。これはやっぱり金本監督がご自分の経験も踏まえて取り組んだことに対する成果でしょう。そういう意味ではやっぱり超変革ということで、この先どんどんどんどん変わってくるんだろうなって思います。ただ超変革って言っても、180度いっぺんにバーッと変わるわけではないんでしょうね。ちょっとずつかもしれません。でもそのあたりは僕を含めファン一丸でしっかりチームの行方を見て、金本監督以下選手の皆さんと一緒に、少しずつ超変革していけたらなと思います。
Q:超変革。柔道に技に例えると、どんな技になってると思いますか?
篠原: 柔道技でっていわれたって!困りますねー(汗)金本監督は、契約でいうたら3年ですよね?でしたら、1年目は有効技の一本でいいんじゃないですか。そして2年目が技あり。3年目にはもう、一本勝ちするぞ!と。ところで有効っていうと、あまり良くないイメージをお持ちかもしれませんが、有効でも勝ちは勝ちですから。技ありでも勝ちは勝ちですからね。一本は、さらに超イイですから。素晴らしい勝ち方をして欲しいですね。ちなみに有効には、有効負けもありますし。技ありで負けもありますし、一本負けもありますし…逆はあかんやん!三本負けしたら、めっちゃあかんし(笑)。
超変革を掲げる金本監督に対する篠原さんの大きな期待、そしてご自身とファンの皆さんも一緒に超変革していきたいという、阪神タイガースに対する温かい想いがあふれるコメントでしたね。
第4回の更新は5月23日(月)。お楽しみに!