- 8月 第3回
- ココリコ 遠藤章造さん
(全3回)
芸能界をはじめ各界で活躍するタイガースファンに、愛するタイガースへの熱い想いを語っていただく各界からエール「ガオー!応援隊!!」。今月は元高校球児で熱狂的な阪神ファンとして有名な、大阪府豊中市出身のお笑いコンビ・ ココリコの遠藤章造さんにご登場いただきます。今回はその第3回目をお届けします。
Q:遠藤さんにとっての永遠のヒーロー、ミスタータイガースって誰ですか?
遠藤: 僕らの世代はやっぱり掛布雅之さんすよね。僕は少年野球やってたんですけど、その頃は背番号31が取り合いやったんです。僕もどうしても31が欲しかった。僕は硬式野球と軟式野球の両方をやってたんですけど、軟式のほうはなんか大会に出る時、背番号はピッチャーが1、サードが5とか決まってたんですよ。だから31って基本的にレギュラーにはなれないんですよ。それでも、どうしても31がほしかったから31をもらったんです。硬式野球の方は兵庫タイガースっていうボーイズリーグに入ってまして、ユニフォームがタテジマで、もうまったく阪神のユニフォームと一緒なんですよ。阪神タイガースと兵庫タイガースだから、HTのロゴもまったく一緒ですし、それで背番号31をずっとつけてたんですよ。僕の家からの最寄りの駅は阪急電車の服部天神駅っていうところだったんですけど、週末は服部天神から出発して十三で乗り換えて(阪急)夙川(しゅくがわ)でいっつも降りてわざわざ兵庫タイガースの練習に通ってたんです。それくらいタイガースが好きだったし31番の掛布さんにもあこがれてました。
Q:お笑いの世界に入られてから掛布さんとお会いされたことは?
遠藤: ありますよ。僕がこの世界に入って掛布さんと初めてお会いさせてもらったのはタイガースの沖縄キャンプでした。それから何度かご一緒させてもらってますけど、いまだにお会いするたびに、うわー掛布や!と思いますもんね。一回、僕が持ってる掛布さん情報を全部掛布さん本人にぶつけたことがあります。例えば掛布さんが打ってる394本のホームランの中で、2回だけヤッターって手を挙げてるんですよ。掛布さんは常に相手ピッチャーに敬意を表して、侮辱になるからって派手なパフォーマンスはしなかったんですよ。でも2回だけ手を挙げてるんですよ。一度目は1985年の日本一を決めた日本シリーズ第6戦の西武戦で9回に渡辺(久信)さんからレフト際にホームランを打った時。二度目はお子さんが生まれた日か、お子さんの一歳の誕生日に甲子園球場のライトへホームランを打った時です。掛布さんがガッツポーズをしたのはこの2回だけなんですよねってお話したら、よく覚えてるよねーって言ってほめて頂きました(笑)。
わざわざ電車を乗り継いでまで「タイガース」という名前のチームに所属していた遠藤さんのタイガース愛、そして掛布さんの背番号31への並々ならぬこだわりから感じるゆるぎない掛布さん愛がひしひしと伝わってきましたね。そんな遠藤さんならではの、とっておきの掛布さんトリビアまで披露してくださいました。
第4回の更新は8月22日(月)。お楽しみに!