- 2月 第2回
- 大抜卓人さん (全4回)
芸能界をはじめ各界で活躍するタイガースファンに、愛するタイガースへの熱い想いを語っていただく各界からエール「ガオー!応援隊!!」。
今月は奈良県出身、FM802の朝の顔として活躍中のDJ、TACTY(タクティ)こと大抜卓人(おおぬきたくと)さんにご登場いただきました。今回はその第2回目をお届けします。
Q:大抜さんにとってミスタータイガースといえば誰でしょう?
大抜:ランディ・バースさんですね。それこそほんまに、バックスクリーン直撃のホームランをボーン!っていうのが強烈で、バース、掛布(雅之)、岡田(彰布)の3者連続バックスクリーンへの本塁打はいまだにハッキリ記憶に残っています。でも、当時日本最速スピードの玉を投げていた槇原(寛己)さんからホームランを打ったバースって、やっぱりすごい豪快やし特別でしたよね。
Q:ランディ・バースさんの具体的にどういったところが印象に残っていますか?
大抜:プロレスでもそうですけど、外国人選手ってとにかく圧倒的な存在だっていうイメージを、僕ら昭和の時代の小学生とかは刷り込まれていましたよね。バースさんは、タイガースの中でまさにそういう“圧倒的な外国人”として、シンボリックな存在の選手やったじゃないですか。タイガースのランディ・バースっていうたら、ジャイアンツでいうウォーレン・クロマティさんみたいな、やっぱり僕の世代にとってはすごい外国人選手なんですよね。ちなみにバースさんは、90年近くまでタイガースに在籍されていらっしゃいましたし、アメリカに帰国されてからも、たまに日本に来られるじゃないですか。大先輩ですのでやっぱりうれしいですよね。あと、今、僕は藤浪(晋太郎)投手が好きなんですよ。どこか飄々としてて、受け答えとかを聞いてると頭もいいんやろなって思うんです。今の時代にすごくあってる人だと感じます。今回、WBCの日本代表に選ばれて、世界に触れることで経験値増えるでしょうし、また更なる飛躍が期待できますよね。
Q:昨年のチームスローガンは「超変革」、大抜さんはどのように見てらっしゃいましたか?
大抜:去年は「超変革」のスローガンのもと、金本阪神が最初のシーズンスタートを切って、いろんな形で話題になりましたよね。ファームの選手や若手を積極的に使って、チャンスを与えるのはすごい良かったなって思います。新人のほとんどが一軍を経験できましたよね。一方で、昨年はベテランが存在感見せなどーすんねん!っていうシーズンだったのに、それができていなかったと思いますので、鳥谷(敬)選手とかは今年はまさに踏ん張らなあかん年になりましたよね。昨シーズンは最終的に上位チームに残れなかったですけど、チーム編成を含めて全体的に色々試して、適材適所を探る1年だったと思います。そういう意味では、いろいろな面を見れて、勢いというか、変わろうとする姿勢を目にすることができて、やっぱりすごくよかったですね。超変革といっても、1年目で結果が出るほど簡単なものじゃないだろうって思ってましたけど、今シーズンは糸井(嘉男)選手のような力強い戦力も入団されましたからね、期待しています。
大抜さんが思うミスタータイガースは、85年の優勝に貢献した最強の助っ人外国人でした。
同世代のファンの中には、同じ思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
第3回の更新は2月20日(月)。お楽しみに!