- 4月 第4回
- 若旦那さん(全4回・最終回)
芸能界をはじめ各界のタイガースファンにご登場いただき、タイガースへの熱い想いを語っていただく「みんなでガオー!応援隊」。
今月は湘南乃風やthe WAKADANNA BANDのメンバーであり、ソロとしても多方面で活動する、アーティストの若旦那さんにご登場いただきました。今日はその第4回目をお届けします
Q:ファンとして何か特別、心に残るエピソードはありますか?
若旦那:特別、心に残っているのは桧山(進次郎)さんのエピソードですね。俺が桧山さんのことをスゲーなって思ったのが、桧山さんって代打の桧山さんだから、試合に出ない日もたくさんあるわけじゃないですか。でも、代打として出る瞬間のために常に必ずアップはしないといけない。現役引退されたのが44歳の時だったと思いますけど、そんな歳にもなって毎日毎日、出るか出ないかわかんない試合のために汗だっくだくになってアップしていたわけですよ。
自分もコンサートの時は、本番までの調整が一番大変なんですよ。風邪なんかもちろんひけないし、本番で120%力を出し切れるように体を持ってかないといけない。睡眠から食事まで生活のすべてをコントロールしていくんです。自分の場合は、準備するからには絶対コンサートがあって、汗だくだくになってやり切れるけど、桧山さんにはやりきれない日がたくさんあった。繰り返し繰り返し何年も。出番がない日があっても、ずっと緊張感やプレッシャーを抱え続ける日々を過ごされていたんですよ。で、引退された時、ようやくそういうしんどさから解放されたんだなって思いました。お忙しくされているでしょうけど、すごく苦労人だった分、プレッシャーから解放されて今は楽しく過ごされているでしょうね。
Q:ほかに印象に残っている思い出はありますか?
若旦那:そうですね、金本(知憲)さんの現役時代に、ユニフォームをもらったことがあります。ロッカールームに行かせてもらって、緊張でガチガチになってたんですけど、「やるよ」って手渡されて。もう、うわーってなりました(笑)。あと驚いたのが、バッティング練習を見せてもらった時に、大和さんの素振りの速さに驚きましたね。ほかの選手と比べてもズバ抜けていて、うわープロってすげえなって感動しました。
Q:最後に、若旦那さんからファンに向けてのメッセージを
若旦那:自分にとっての阪神タイガースってのは、勝っても負けても応援は日本一。もう6位でも応援は日本一っていうところがすごい好きです。常に日本シリーズで優勝だ!ぐらいの熱い応援っていうのは、タイガースだけじゃないでしょうか。自分としては阪神タイガースは、選手よりもむしろファンが主役と思っていますので、今年も日本一の応援を皆さん一緒によろしくお願いいたします。
代打の神様と呼ばれた桧山さんのエピソードは、心が熱くなるものがありましたね。勝っても負けても日本一、いつでも日本シリーズ並みの応援とは、まさにタイガースファンの魂を現した言葉だと思いました。さあこれからも、熱い声援でチームを後押ししていきましょう!
今回で若旦那さんのインタビューは最終回となります。