- 5月 第5回
- 月亭八光さん(全5回・最終回)
芸能界をはじめ各界のタイガースファンにご登場いただき、タイガースへの熱い想いを語っていただく「みんなでガオー!応援隊」。
今月はさまざまなテレビや舞台などで幅広く活躍する上方落語家・月亭八光さんにご登場いただきました。今日はその第5回目をお届けします。
Q:個人的に選手たちと交流はあるんでしょうか?
八光:交流があるのは桧山(進次郎)さんやせっきー(関本賢太郎)とか、引退した選手ばっかりですね。親父も僕と同じで現役選手との交流が全然ありません。親父はやっぱり阪神の選手に対して、ものすごい尊敬の念を抱いているんです。一度、矢野(燿大)さんやせっきーといった阪神の選手たちとご飯を食べる機会があったんですけど、自分だけではもったいないからっていって(中田)ボタン師匠や(桂)きん枝師匠たちを集めて、ゲストとして阪神の選手たちをお迎えしたんですね。親父も本来は二人でしゃべりたいはずなんですけど、選手たちに対しては畏れ多いという感覚を持っていてそれができないんです。僕、飛行機で一回鳥谷選手と一緒になったことあるんですけど、その時はさすがにうわっ鳥谷さんや!!ってなりましたよね。
Q:昨年のウル虎の夏でゲスト出演された際の思い出は?
八光:思い出として残っているのは、ただただ楽しい時間を過ごせたということです。冷静に考えたら、僕がチームの代表ですみたいな顔をして乾杯していましたけど、あの時はほんまに選手の気持ちを体感できた気がしたんです。
グラウンドに入った瞬間、360度から聞こえてくる力強いファンの大歓声…。すごいパワーやし、僕がもし敵方でアウェーやったら縮こまってしまって、いつもの力が出せないなと思いました。ファンの声援で球場の空気がガラリと変わるということを、初めてマウンドに立った時に思いましたね。グウァーっていう包み込まれるような大歓声を聞いたら、すごいアドレナリンが出るというか。応援することに意味がある、ということを選手側の立場に立って初めて実感しました。やっぱり、ファンの熱気がチームを強くしてるんやなと思いましたね。
Q:最後にファンに向けてメッセージをお願いします
八光:僕が実際に球場に立って感じたのは、罵声も声援も大きな声は全体で一つになって、熱い声援に聞こえるんですよ。甲子園球場は、選手が本来の力を発揮できる魔法のグラウンドだと思っています。みんなで応援して、一つの空気感を作ってあげたら選手たちへの大きな力になるはずです。今年もまた若手が活躍する一年になると思うので、ぜひ保護者のようなあたたかい気持ちでタイガースを見守っていきましょう。
八光さんのお父さん・月亭八方さんのタイガース愛もお聞きできた楽しいお話でした。グラウンドに入った瞬間、360度から聞こえてくる力強いファンの大歓声、一度包まれてみたいものですよね。八光さんがおっしゃる通り、ファンの声援が選手の力になるので、みんなで一丸となってチームを盛り上げていきましょう!
今回で月亭八光さんのインタビューは最終回となります。