8/30(金)~9/1(日)は阪神甲子園球場に、カープを迎えての3連戦。8/1以来、約一カ月ぶりのホーム・甲子園での試合。大観衆を味方に付けて、終盤戦へ勢いを付けたい!
気になるスワローズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
カープとの前回対戦は、8月13日から京セラドームで繰り広げられた3連戦。
第1戦は先発・メッセンジャーが序盤から三振の山を築き、8回2失点12奪三振の力投。打線も9回2死から坂の今季初本塁打となるソロで執念を見せたが、試合は惜しくも落とした。
第2戦も敗れる結果となったが、8回から登板した3番手・筒井が奮闘。走者を出しながらも2回を無失点に抑える気迫のリリーフを見せた。
第3戦は両軍無得点で迎えた4回裏、ケガから復帰した福留の特大ソロで先制する。その後同点とされるも直後の8回、1死一塁からマートンの2ランで勝ち越し。頼れる主砲が要所で値千金の結果を残した。投げては、先発・スタンリッジが危なげないピッチングで8回1失点の好投。最後は福原が3人で締め、見事に勝利を収めた。
ここまでの対戦内訳は10勝7敗と勝ち越している。甲子園では今季最後となるカープ戦を、きっちりと3タテで飾る。
今季のカープ戦は、17試合中10試合が2点差以内という僅差のゲームだ。競った展開の中では、1点が試合の勝敗を大きく左右する。特に終盤の投手陣は余計な失点を避け、安定した試合運びが求められるだろう。
そこで期待したい逸材が、高卒2年目の若武者・松田遼馬だ。
7月13日のベイスターズ戦で1回無失点の上々デビューを果たした松田。その後も、救援陣の一角として16試合に登板。持ち味の剛速球で次々と三振を奪い、一軍デビューから無失点を続けるなど見事なピッチングを披露している。
特に注目したいのは、ここまで18イニングを投げ、イニングの先頭打者を1人も出していない点。相手のチャンスの芽をつぶすことで反撃を防いでおり、その安定感はとても19歳とは思えないほどである。
息が詰まるような接戦にあっても、この男ならカープ打線をピシャリと抑えてくれるはず。期待の若トラは、ファンの声援を巻き込んでさらに凄味を増していく。
※文章中のデータは2013年8月22日終了時点
イニング先頭 | 打席 | 被安打 | 与四球 | 与死球 | 被打率 | 被出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|
イニング先頭 | 18 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 |
それ以外 | 46 | 12 | 2 | 0 | .279 | .311 |
※データは2013年8月22日終了時点