読売ジャイアンツ
5.18(MON)19(TUE)20(WED)
阪神甲子園球場
前半戦を2連勝で締めくくり5位浮上。最下位ターンを免れた金本阪神。金本監督は後半戦の巻き返しに自信を持っている。前半戦最終戦となった13日のヤクルト戦(神宮)前には指揮官がナインを集め訓示。「後半、全力で巻き返す。借金が2ケタあるチームじゃない。おかしい」とナインの力を信じ奮起を促した。後半戦の開幕カードは巨人を本拠地・甲子園で迎え撃つ。今季、甲子園での巨人戦は4試合で3敗1引き分けと白星がない。これは開幕から7連敗した1991年以来、25年ぶりの屈辱。「どこの球場、どこがチームとかは気にならないけど、甲子園では勝ちたいよね。(ファンに)気持ち良く六甲おろしを歌わせてあげるようにしないとね」と快勝を約束した。
初戦で天敵退治し勢いに乗りたい。巨人の先発・マイコラスとは昨年、5試合で0勝3敗、防御率1.50と苦手にした。だが、助っ人右腕は今季、右肩の張りで出遅れ、復帰後も3試合に先発し防御率5.27と本調子には戻っていない。走者を背負った際の投球に課題を残すだけに西岡、鳥谷、江越らの足で揺さぶりたいところだ。阪神の先発・メッセンジャーは6、7月ともに防御率が1点台と安定した投球が続く。「後半戦の初戦だし、何とかチームに勢いを付けられるようにしたい」と今季9勝目へ自信を見せた。
2戦目は能見が今季初めて巨人戦に先発する。対巨人は通算20勝をマークしている球界屈指のGキラー。昨年、ベテラン左腕は、村田に対戦打率6割(10打数6安打)、長野に同4割(10打数4安打)と主軸の右打者2人を苦手にしただけに警戒が必要だ。一方、巨人の先発・内海は7月5日の対戦で打ちあぐね7回途中まで1得点。「今の内海の状態で点が取れないようじゃどうしたらいいか分からん」と、金本監督から苦言を呈された打線にとっては格好のリベンジの機会だ。
3戦目も難敵が立ちはだかる。巨人の先発・田口は今季3度対戦し、0勝3敗、防御率1.27と封じ込まれている。新たな?虎キラー?を誕生させないためにもそろそろ左腕をたたきたい。キーになるのは福留とゴメスの主軸2人。福留は対戦打率3割3分3厘と対左でも苦にしておらず、ゴメスも同3割7分5厘と得意にしている。西岡、鳥谷ら上位が出塁。いい形でクリーンアップにつなげたい。 今週は2位巨人、首位広島と上位チームとの戦いが続く。後半戦の巻き返しへ、ここで猛虎の力を誇示したい。