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広島東洋カープ

9.14(WED)

阪神甲子園球場

DeNA、ヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)進出争いに加え、来季も見据えた戦いを続ける金本阪神。今季、ここまで6勝17敗と圧倒され、2年連続の負け越しも決まっている広島とは今季、甲子園で最後の対戦となる。

「みんな打ったし、足があって走塁もうまかった。どちらかといえば打力と足で負けた感じ」と今季、25年ぶりにリーグ制覇した広島との戦いを振り返った金本監督。5月22日から同一カード9連敗など今季は苦い思いをさせられてきた。だが、チャンピオンチームに一矢報いて少しでも苦手意識を払拭しておきたいところだ。

藤浪の意地の投球に期待したい。今季の対戦成績は5戦4敗で防御率3.71。赤ヘル軍団に1度も土をつけることができていない。なかでも今季ブレークした同学年の鈴木は13打数6安打(被打率4割6分2厘)と打ち込まれているだけに最も注意したい打者だ。昨季、12打数7安打(被打率5割8分3厘)と苦手にした松山は今季、15打数4安打(被打率2割6分7厘)と相性の悪さは改善されつつあるが、本塁打を浴びており警戒は必要だ。

また、今季の対広島で苦しんでいるのが足攻め。盗塁企画数12回で11回、成功を許している。「いろいろとチャレンジして、いいものを見つけられるようにしたい。もちろん勝負にもこだわる。マウンドに上げてもらっているので勝ちにつながるピッチングができれば」と闘志を燃やした右腕。4年連続の2ケタ勝利は絶望的な状況だが、残り試合数も限られており、来季につながる投球をファンは待ち望んでいる。

広島・薮田とは今季、中継ぎでの対戦は3試合あるが先発では未対戦。中継ぎでは2回2/3を無安打と封じられているが、データが少ないだけに心配する必要はない。昨年、阪神戦で2度先発した右腕に対し、福留が4打数2安打1本塁打といいイメージを残している。「本当ですか? 楽しみですね」とルーキー板山も亜大の先輩との対戦を心待ちにしていた。

今季も残り11試合。指揮官は来季へ向けてのサバイバルにも位置付けている。「あと11試合でどういうものを見せてくれるかで、来年に対する期待感とか、どうしてもそういう差別化がされていく。それはよく分かってもらいたい。最後の最後まで勝負」と指揮官も来季へのサバイバルとも位置付けている。若手がアピール合戦で結果を出せば白星、そしてCS進出の可能性も出てくる。

スケジュール
9/14
甲子園
神-広
18:00開始
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