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2017.1.27
この日をずっと待っていた!!

兵庫県西宮市の球団事務所で、エリック・キャンベル内野手が入団記者会見を行いました。米国コネチカット州出身の29歳で右投右打。2008年ドラフト8巡目指名でメッツに入団し、メジャーリーグでは実働3年間(2014〜16年)で通算196試合に出場。打率.221 本塁打7 打点44という成績を残しています。

「今、とても興奮している。(阪神と契約してから)ずっとこの日を心待ちにしていたんだ。メッツとの契約が終わって他球団からの話もあったけど、日本へ来るには良いタイミングだったと思う」。黒のジャケット、おしゃれなチェック柄シャツに紺色ドットタイを締めて登場したジェントルマンが、静かな口調で話し始めました。

「広角に打て芯で捉える打撃がボクの特徴だし、守備走塁に関しても誇りを持ってプレーしている。派手な目立つ事よりも、基本に忠実なプレーを常に心がけているんだ」。当面サードでの活躍を期待されている守備ですが、メッツ時代はファースト・サード・レフト・ライトなど複数ポジションをこなしていた事もあり、阪神でも需要に応じて何処でも守る積もりでいます。

甲子園について「唯一知っているのは、内野が全て土だと言うこと」と話すキャンベルですが、メジャーではダルビッシュら複数の日本人投手と対戦。米国でも相手投手のチェックは試合前の日課となっていたそうで、日本球界のビデオもしっかり入手して研究を怠りません。

「米国人がパワーで押すイメージなのに対して、日本人投手はスピード差・緩急をつけて両サイドを丁寧に突いてくる。(とは言っても)各々違うので一概には言えないけど、自分のアプローチは変えずにやって行きたい。やはり、外角へ逃げていく球は我慢しないといけない」と、日本対策の一端を明かしました。

背番号29は「メッツで初めてメジャーに上がった時に与えられて3年間着けていた」数字で「たまたま空いていたから戴いた」彼自身のラッキーナンバー。来日初年度(2010年)に当時の最多記録・シーズン214安打を放ったマートンのような活躍が理想ですが、「毎試合グラウンドに出て、自分のやるべき事をやるだけ」の姿勢を崩さないキャンベル。米国時代よりも長打は増えると思うか?の問いにも、「どうなるか分からないけど、しっかり芯で捉えて強く叩くと言うことを意識してやる。オフも強いラインドライブをずっと意識して練習していたから」と答え、あくまでも自らの仕事へ真摯に取り組むだけです。

「(来日した)昨夜は暗くてよく分からなかったけど、今朝起きて(関西の)街並みを見たら、色んな建物があるし(米国と比べ)車を運転する雰囲気も違う。(第一印象だけかもしれないけど日本のドライバーは)凄く安全運転をしているな!と思った」。新天地・日本で作る野球紳士キャンベルのサクセス・ドリームは、まだ端緒についたばかりです。

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