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和田豊監督が前半戦を総括
2012年07月18日 更新

18日(水)、前半戦最後の試合となる読売ジャイアンツ戦を前に、和田豊監督がシーズン前半戦の統括会見を行いました。

和田豊監督コメント(会見より)

―前半戦、良いスタートを切りましたが、途中から苦しい状況が続きました。

和田:開幕のスタート自体はまずまずの形でしたが、なかなか点を取れない状況が続き、交流戦明けくらいまで何とか勝ちを拾う形で5割前後をキープできましたが、その後、打線が活気づき始めた頃に投手の踏ん張りがきかなくなりました。
またこの時期(夏場)に投手が疲れてくるというのを計算に入れながらも、打線がそこからもう一つ伸びていかず、前半戦に限っては、投打が噛み合わない状態が長いこと続いてしまいました。

-もう少し噛み合えば上昇できるような印象がありますが、あとはチームに何が必要だとお考えですか?

和田:何がというよりも、そういう状態の中で、藤井の3度の離脱があり、やっぱり要になる部分でカバーしきれなかったです。やはり藤井の離脱というのは大きく影響しましたね。そのあたりをキャンプから備えてきましたが、実戦ではなかなか出来なかったのが今の成績につながってしまいました。

-先発投手も踏ん張っていますが、なかなか勝星がついてこないという状況が続いています。

和田:現状では勝ちが先行している投手が一人もいない状態で、前半戦の序盤は投手陣がなんとか踏ん張ってくれていましたが、7月に入ってからは全体的に低調で投打に渡って調子の良い選手がなかなか見当たらないという中での戦いとなり、苦しい戦いが続きました。

-リリーフ陣も故障者が出て大変な状態となりました。

和田:そのあたりも想定しカバーしていく必要がありますが、投手のみではなく打者も含めて、ポイント、勝負所での紙一重の勝負で結果が出せないという、非常に苦しい戦いになりました。

-先ほど打線の話が出ましたが、打線は良い形になって来ていませんか?

和田:ランナーを出してつなぐところまで行くのですが、そこからあと一本が出ないのが課題で、それをずっと繰り返す戦いになりました。その中で若い力、良太(新井)は中堅になるかも知れないですが、大和や、投手では筒井、このあたりの選手が、もう少しでレギュラーに届くというところまできていますので、このチャンスを何とか逃さないように、自分で掴み取るという気持ちでこれからも試合に挑んで欲しいですね。

-新井良選手、大和選手など、本当に若い力が活躍するとワクワクしますが、後半戦に向けて期待は大きいですか?

和田:もちろん期待はしていますが、そのあたりもミックスしながら、後半戦の戦いにつなげていけたらと思います。また、そういう部分をファンの皆さんに少しでも多く見て頂きたいです。本当に前半は苦しい戦いが続き、ファンの方になかなか楽しんで頂けるような試合が少なかったので、1試合でも多く良い試合が出来るよう頑張りたいと思います。まだまだ全てにおいて諦めた訳ではないので、何とかオールスターブレイクの期間を有効に使って、もう一回立て直してファンの皆様に新しいものを見せられるようにしていきたいと思います。

-後半戦に向けて巻き返しのキーワードは何でしょうか?

和田:やはり若い力がこれから必要となってきますので、現状、主力全体が数字のうえでも低調で、打線では「(チャンスで)ここに回したら…」というような核が見当たらない状況ですので、本来の力を出してもらわないといけないです。
また前半戦は、1試合勝ててもまた次の試合で負けてしまうような、つながらないどっちつかずの戦いになってしまいましたので、1つ勝つことで乗っていけるような形にしなければいけません。それには若い力も必要ですし、主力がそれなりの力を出して行かないとなかなか連勝にはならないと思います。
チームの立て直しも大事ですが、各選手が個人の能力を十二分に発揮するような状況を作っていかないと、巻き返せないと思いますので、そのあたりをチェックしながらしていきたいです。

-最後にファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

和田:同じことの繰り返しになりますが、前半戦は喜んで頂けるような試合が非常に少なかったので、とにかく良い試合を1試合でも増やす。また、我々にも意地がありますので毎日同じような負け方は出来ない。前半戦では何回か上昇するきっかけになるような勝ち方をした試合もありましたが、なかなか乗って行けない状況が続き苦しみました。そういうところをしっかりとカバー出来るように、まずは選手個人の状態を上げて、チームとしてもう一回ファンの皆様に応援して頂けるような形に作り直していきたいです。とにかく必死になって頑張っていきます。